砂糖や炭水化物を全く摂らないと言うと、「脳はブドウ糖しかエネルギーにできないのだから、ブドウ糖の元の糖分を摂らないといけない」といったことを、いまだに言う人もいるかもしれない。
脳がブドウ糖しかエネルギーにできないのは確かだろうが、かといって、糖分も、糖分で作られている炭水化物も食べて摂る必要はない。
脳はブドウ糖をどうやって得ているかというと、血液に溶けているブドウ糖からである。
ところで、脳がブドウ糖を必要としているのは、何も人間だけでなく、どんな動物も人間と似たような血糖値を持っている。
だが、ライオンが肉を食べる時に、砂糖や炭水化物をたっぷり使った美味しいステーキソースをかけているはずがないし、オオカミが、「肉と一緒に食うメシは最高だ」と言って米を食べるはずもない。
獲物の血液中のブドウ糖を摂るために、トラがゴクゴクと獲物の血を飲む訳でもない。
牛や羊や馬、あるいは、ゾウが本来食べる草に砂糖も炭水化物もほとんどない。
それでも、どんな動物も血液中にちゃんとブドウ糖を持っている。
つまり、食物から糖を摂る必要はないということが簡単に分かるし、摂ってはならない。

医学者の話は、あまりに饒舌でややこいしいので、正確性は欠くが、簡単に言うと以下のようなものだろう。
(何事も、専門家が述べると素人には難しいのは仕方がないかもしれないが)

砂糖や炭水化物を食べると、血糖値が急激に上がる。
すると、身体は慌ててすい臓からインスリンを出して、血糖値を下げる。
つまり、血糖値は一定でなくてはならず、食べ物で上がったりすると、身体は必死でそれを下げるのだ。
早い話、「砂糖や炭水化物なんて食べないでよ」ということである。
そして、すい臓が出せるインスリンは限界がある。
そりゃ、血糖値を落とすのには、糖をどっかにやらないといけないが、それは多分、肝臓が吸収して脂肪に変えて蓄えるのだろう。
しかし、肝臓の処理能力も限度があるのだから、インスリンが際限なく出ても困るだろう。
それを、インスリンを注射してもっと大量に肝臓に任せるのだから肝臓もおかしくなるに決まっている。
土台、肝臓のメインの仕事は糖分の吸収ではないのだから。
だって、本来は、食べ物から糖分が入ってきたりはしないはずなのだから。

血液中の糖分は、脂肪とタンパク質を分解して作るものだ。
(脂肪を分解して得られるエネルギーでタンパク質を分解する)
それでこそ、一定した血糖値になる。
糖分を食べて血糖値なんて上げてはならないのだ。

肉牛には、牛が本来食べないトウモロコシなどの、炭水化物の多い穀物を大量に与える。
すると、牛の血糖値が急激に上がり、牛の身体はそれを慌てて下げて、糖を脂肪に変える。
この脂肪がたっぷりついた太った牛が美味しいから、こんなことをするのだ。
人間もこれと同じで、余計な糖分や炭水化物を摂れば脂肪が付く。
しかし、砂糖等を取らなければ、脂肪とタンパク質を分解し、糖分を生成して血液に送るのだから、放っておいたって、脂肪は減る。
脳は大量の糖分を必要とするのだから、脂肪をどんどんエネルギーに変え、タンパク質をブドウ糖に作り変える。
タンパク質がなくなれば、次は筋肉のグリコーゲンを分解して糖に変える。そうなると、せっかくの筋肉もなくなってしまう。
ところで、草食動物が草を吸収して脂肪やたんぱく質を作るのは、体内菌の働きらしいが、これも複雑な話なので、ただ、体内菌が草を体内に吸収できるもの(脂肪やタンパク質)に変えるとだけ言っておく。

簡単に言ってもなかなかややこしいものだ。
ただ、食べ物から直接糖分を摂る必要がなく、また、摂ってはならないことは確かである。
それを、病院では糖尿病になってまで炭水化物を摂らせるらしい。
炭水化物を摂るのをやめれば糖尿病は治るのだが、絶対に治さないということなのだろう。
私は10歳の時以来、自主的に病院に行ったことはない。
直感が行くなと教えるからだ。
それでも、やむを得ない事情で2度だけ無理矢理に行かされたが、一度は点滴の拒否反応で死にかけ、2度目は、点滴すると言われて断ったが、どうしてもと押し切られて点滴をされた。
もう、治療を受けに病院に行くことはないと思う。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ