私のように、普通の人に比べてかなり食事の量が少なく、しかも、菜食主義者であっても、食の誤った認識のせいで、体調を崩したり、皮膚病を再発させて苦しむ。
そして、その誤った認識は、やはり世間の影響なのである。
私は、幼い頃から、アトピーか乾癬なのかはっきりしないが(医者でも判断が難しい)、ひどい皮膚の疾患を抱え続けて苦しんできた。
5年ほど前に、1日1食の菜食主義で粗食をするようになると、一時はそれが大きく改善した。
その他のことでも、健康診断では、それまでの重病人並の診断結果が、全項目オールAの完全健康体になった。
しかし、それでも、皮膚病だけはよく再発し、それも、重症になるのである。
一度再発した時は、米は全く食べなかったが、パンを食べるようになってしばらく経ってからだと気付く。
また、最近もひどい状態になったが、考えてみれば、夜に1個だけだが、コンビニのおにぎりを毎日食べていた。

そして、毎年、春先になると皮膚病も悪くなるのだが、これは「季節の変わり目はどうしてもね」などと言われるが、そんなことは関係ない。
普通、冬はあまり動かないので食事も減るが、少し暖かくなると身体を動かすようになって多く食べるようになる。
私もかつてはそうだった。それで皮膚病が悪くなっていたのだが、今は、食事の量自体は寒くても暖かくても変わらない。
しかし、花粉症のために、のど飴を舐める癖がついてしまっていた。私は、本来は飴もあまり好きでないのだが、ハチミツや落花生とかいった、自然のものであれば身体に悪くないと思っていたので、かなり多量に摂っていたのだ。しかし、糖分を含む飴は、吸収が早く、吸収率も高いので、恐ろしく悪いのだ。

私の食事の大半は、朝のナッツとビスケットだが、ナッツは良いが、ビスケットは悪い・・・と最近気付いた。
ビスケットの量が増えるのと、体調が悪くなったり、皮膚病が重くなるのとが一致していることが分かったのだ。
また、最近、甘い飲み物も増えていたのも、皮膚病の悪化と関係があるのだろう。

普通の人に比べると、極端とも言えるほど食事の量が少ない私でも、食べるものの影響があるのである。
ただし、私は最近分かってきたが、少食自体は、それほど重要ではない。
食べるものの種類の問題だ。
大食であっても、正しいものを食べていれば健康であるのだが、実を言うと、食べるものが適切であれば、努力なんかしなくても、自然に少食になるのである。
ただ、大食で健康な人も確かにいる。
しかし、ジャイアント馬場さんは、食事の締めに、餅に、缶詰のアズキ餡をつけて食べるのを何よりの楽しみにしていたらしいが、それでは、あれほどの人でも長生きできるはずがない。残念なことに63歳の若さで亡くなっている。
だが、食べるものさえ間違えなければ、少々大食であっても、ずっと健康でいらるのだ。

江戸時代の天下一の運命鑑定家であった水野南北は、運命の全ては食で決まり、少食であれば、健康で幸運だが、大食であれば、衰運で早死にすると断言した。
そして、彼の膨大な運命鑑定実績の中で、万に1つの外れも無かったと言う。
だが、時代の違いもあり、全面的に受け入れられるかそうかは分からないかもしれない。
それよりも、私は、南北が、そして、家康もそうだったが、米を一切食べなかったことに注目すべきと思う。
彼らは、麦飯を食べていたが、麦飯は糖分の吸収が米に比べ非常に少ないらしい。糖分自体は麦も炭水化物なのだから含まれているが、食物繊維が多いことが関係しているのだろう。
麦飯は大麦だが、パンは小麦粉で作り、糖分の吸収も非常に高く、やはり健康に悪い面があるのだと思う。

私はこの一月ほど、毎日、そこそこに念仏を称えていたが、そうしたら、良い本がやって来た。
『炭水化物が人類を滅ぼす~糖質制限からみた生命の科学~』で、夏井睦さんという医師が書かれたものだが、糖分が身体に悪いということを、非常に説得力を持って書かれている。
私の場合、自分の症状と全く一致するので、無理に信じる必要もなく、正しいことが書いてあることが分かった。
しかし、医学会をこれほど敵に回すようなことを書いて大丈夫かと心配している。
殺されたって不思議はないと思ってしまうほどの内容だ。
無論、今どき、殺し屋に殺されるということはないだろうが、社会的権威というものは、殺し屋なんて足元にも及ばないほど、危険で恐ろしいものだろう。
しかし、これほど即効性があって、例外なく高い効果を発揮するのだから、医学会も攻撃することができなくなってきているに違いない。
また、夏井さんは、そのようなことは今回が初めてではなく、医学会の常識に反し、「傷は消毒してはならない」という湿潤治療で成果を挙げている。
この本が本当に良い内容かどうかは、それぞれで判断することであるが、非常に面白いということもあり、お薦めしておく。
この本は、紙の本もKindle版(電子書籍)もあることが有り難い。私はKindle版で読んだ。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ