私は、美しい少女の、うつむいた姿が特に好きだ。
その理由は、1つには、ふんぞり返っているよりも、控えている方が慎みがあって良いということも確かにある。
しかし、それよりも、人間はうつむいている時は、あまり呼吸していないということが重要なのである。
うつむくと、静かに、細い息をしているのであり、そんな時は、心が澄んで希薄になっている。
心が透明な人間の存在は美しく、それがただでさえ美しい少女なら、天使に変わってしまう。

初音ミクだって、うつむいているポーズが多く、それらがとても美しいのを見ると、優れた映像アーチスト達は本当によく分かっているなあと思うのである。

健康であること、若くあること、そして、高い能力を発揮し、幸運を呼び、不可思議な存在に守られる鍵は、心が静かであることであり、そのために、長く細い呼吸をすることが大切なことだと賢者達は教える。
しかし、無理に細い息をしたって駄目だ。
確かに、心が静まった時は、呼吸も静かだ。
しかし、その逆も真なりとばかりに、意識して呼吸を静かにしても、心が荒れ狂っていれば、全く何の効果もない。
心が騒いで止まらない時は、意識的に何かするなら、無理にでも笑った方が良い。そうすれば、かなり落ち着く。

細く静かな呼吸をするには、呼吸そのものをコントロールするのではなく、心を鎮めることで自然に呼吸を静めなければならないのだ。
そのために、うつむいて静かにじっとしていたり、花や鳩を見ならがら微笑むと良い。
それをきっかけに、心は静まっていき、自然に呼吸は微かになっていくのだ。
あるいは、初音ミクがうつむいた時の優雅な表情を見て、「きれいだな」と思うと、もう心は静まっている。

老子22章は、「曲則全、枉則直」で始まる。
その意味はこうである。
屈伸できれば自由自在
たわむなら無碍(むげ)自在
~『老子(全)』王明訳より ※各行の最後の言葉を略した~

とても美しく真理を言い表していると思う。
また、念仏を一心に称えれば、努力しなくても呼吸は自然に静まり、必ず神仏に守られるのである。









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