このブログの25日の記事、『船井幸雄さん死去に寄せて』で、私が一番最初に読んで非常に感動した船井幸雄さんの本が『包みこみの発想』だと書いていた。この本も読んでいたし、素晴らしい本であったと思うが、改めて買い直して見てみると、これではなく、『ベイシック経営のすすめ』だったのだと気付いた。
再度、注文したが、『ベイシック経営のすすめ』は、経営のみならず、あらゆることで万能の力を発揮するシンプルな秘訣について書かれていたと思う。
私は、もうかなり昔だが、これを読んで、本当に心酔したのだと思う。
船井さんが55歳くらいの時に書かれた本になると思うが、私は、このくらいの時が、船井さんのピークだったのではないかと思う。

『包みこみの発想』に、「90歳まで生きる方法」という章があるが、船井さん自身は81歳で、しかも、かなり苦しい病気になられて、亡くなられた。
舌が勝手に動き回る病気もあったらしい。
船井さんは、亡くなられるまでの長い間、ほとんどずっとベッドに寝ていたらしい。それでもお腹は空くので食べたいのだが、食べ物を口に入れると、痛いのだそうだ。
本当に気の毒であったと思う。
船井さんは、グルメであったはずだからだ。
船井さんの本の1つに、船井さん自身が素晴らしい人だと認める人が、船井さんに、朝食と昼食を抜くことを勧めたことが書かれていたが、船井さんは従わなかった。
船井さんは、講演の際にも、美味しいお店の話をよくされていたようで、つまるところ、船井さんの食べることへの執着には大きなものがあったのだろうと思うのだ。
船井さんは、老齢と言えない頃から、完全には健康でなく、悪いところもあることを正直に書かれていた。
私は、船井さんに優るところは1つもないが、敢えていえば、少食で粗食であるところは、船井さんにはできなかったことだと言えるかもしれない。
極端な少食は私も誰にも勧める気はないが、船井さんが、アドバイス通り、1日1食になっておられれば、そして、贅沢なものをあまり食べなければ、そんなひどい病気にはならなかったのかもしれないと思うと、残念である。

ただ、食の欲望というのは恐ろしいもので、理屈や気力で抑えられるものではない。
もし、老齢でグルメがやめられない人がいたら、私ですら、残された人生、十分に食を楽しませてやりたいと思ってしまうのである。これは正しいことではないかもしれないが。

船井さんは、頭の良い人だったと思う。
政木和三さんがフーチで計ったら、知能指数が185もあったと著書に書かれていたが、それはともかく、頭脳が優秀な上に勉強家だったことは間違いないと思う。
さらに、成功への欲望が大きく、エネルギーも大きかったので、実際に素晴らしく成功されたのだろう。
船井さんは経営コンサルタントであり、自分が日本一の経営コンサルタントだと言われたと本に書かれているが、日本一かどうかはともかく、実際に間違いなく素晴らしい経営コンサルタントだったと思う。
船井さんは、経営コンサルタントに関し、ある時期からは、失敗は1つもないと言う。
つまり、船井さんが指導する通りにやれば、必ず会社は発展した。
だが、船井さんが30代の前半くらいまでは失敗も多く、多くの会社を潰して、客の経営者やその従業員を不幸にしてしまったようである。
何事も、失敗から最も多くのことを学べる。
船井さんも、本番で失敗することで腕を磨いて一流になったのだろう。
会社を潰された経営者や、職場を失った従業員は、気の毒ではあるが、そうなることが運命だったのかもしれない。

私は、船井さんが60代後半以降に書かれた本は全く読んでいない。しかし、彼が50代くらいまでの本は実に素晴らしいものがあると思う。
心酔する必要まではないが、傾聴するには値するのだと思う。









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