私は7インチのタブレットPCを持っているが、何ヶ月も電源を入れていない。
7インチのタブレットPCは、いかに小さく軽くなったところで、持ち運ぶには大き過ぎて重過ぎるのである。
しかし、5インチスマートフォンとフィーチャーフォン(従来型携帯電話)なら、2つでも何の問題もなく持ち歩ける。それどころか、私は、加えて、スマートフォンとほぼ同サイズの充電器も一緒に持ち歩いているのである。実際は、その充電器を使うことは全くないのであるが、持っていても不都合ないので、そのまま持ち歩いているのである。

7インチのタブレットPCはハンドバッグ(セカンドバッグ)に入らないし、スーツやジャケットの内ポケットに入れると、いくら何でも違和感がある。
カバンに入れても重い(私は腕力のある身体の大きな男性である)。
カバンから出すのも、大きいので億劫であると感じる。
また、7インチの画面は一目で視認するには大き過ぎ、しかも、強い人工光を発しているのだから、長時間見ると、やはり目が疲れる。
だが、5インチスマートフォンは、軽さ、画面の大きさ、画面の画素密度、操作性など、とてもバランスが取れているので、心身の負担が少ない。
ところで、スマートフォン(賢い電話)という名前がついていても、私はこれを電話機として使うことはない。そもそも、通話機能を設置していないのだ。
私は、SIMカードの入っていない、いわゆる白ロムの新品のスマートフォンを買い、NTTコミュニケーションズの通信用SIMカードを入れてインターネット接続できるようにしているのである。
月額980円でインターネットが使い放題である。高速なLTE通信に対応しているが、現在のところはまだ3G通信に切り替わることも多い。しかし、ほとんどの場合、3Gでも十分である。そもそも、3Gしか使えない最新の人気スマートフォンもあるほどである。
1日の通信量が30MBを超えれば、その日(午前0時まで)は200Kbpsの通信速度に制限されるが、私の場合は1日30MBを超えることは全くない。大きなファイルの通信を行う時は家のWiFiを使う。そして、実は200Kbpsというのは十分な通信速度なのである。

ところで、私は、そのNTTコミュニケーションズのSIMカードは、1ヶ月ほど前に買った「d LTE980」という名称のものを使っているが、早くもバージョンアップし、「OCNモバイルONE」というものに変わった。これまで通りの使い方も当然できるが、月額1480円で1日60MBまで、LTEや3Gで通信できるプランを選べるようになったのだ。私のように、「d LTE980」を使っている場合も、そのままで、この新しいサービスに変更できる。わずか月500円の追加で、これまでの倍の60MBまで高速通信ができるのは非常に有り難いし安心だ。しかし、今のところ、私は30MBも全く使い切らないので、まだ1日30MBのプランで、月980円のままだ。

私は、通話はフィーチャーフォンを使うが、これは、電話としてはスマートフォンよりはるかに使いやすい上、月額基本料は1000円ほどで、無料通話分も使い切らないから、月額基本料以外かかっていない。
スマートフォンは上記のSIMカードの使用料金の月額980円だけなので、フィーチャーフォンとスマートフォンを合わせても2000円ほどしかかからない。私がこれまで、スマートフォンに全く見向きもしなかったのは、費用が高過ぎるのと、バッテリーがすぐに切れるからだ。
しかし、私のような使い方だと、普段はスマートフォンを機内モードにして通信を切っているし、無駄な通信はしないので、1日経っても、50%程度の充電率を残すことが多い。その上、持っていることも忘れている充電器すら持っているのであるから、バッテリーの問題は皆無である。
私はスマートフォンで動画をよく見る。それは通信を必要としない、スマートフォン内に記憶させたMP4などの動画だ。それでも、バッテリーは十分であるのだ。やはり、最も電源を消費するのは通信であると思う。
私は、音楽はウォークマンS(初音ミクモデルだ)で聴く。つまり、フィーチャーフォン、スマートフォン、充電器、ウォークマンを持っているのだが、かさばらないし、重くもない。小さく分散されていれば、持ち運びがし易いのである。総重量も7インチタブレットPCより軽いだろう。
しかも、音楽を聴いたり、通話をしながらスマートフォンを使えるのである。これはとても便利なことがある。実際、私は、冨田勲さんのシンセサイザー音楽を聴きながら、スマートフォンで電子書籍を読むことが多いのだ。電子書籍については以下に述べる。

私はこれまで、紙の本至上主義であったが、紙の本が不要というのではないが、認識を変えざるを得なくなった。
これまで、毎朝、今日はどの本を持っていくか悩むこともよくあった。
しかし、電子書籍なら、スマートフォンの中に何百冊でも楽々入れておける。
そして、実際にそうなると、1日の中で、3~5冊くらいは並行して読むようになった。
また、通販がいかに便利でも、注文から到着までいくらか時間がかかるし、配達の際に家に誰かいないといけない。しかし、電子書籍はすぐに入手でき、在庫切れもなく、特にAmazonでは、価格が紙の本に比べかなり安価な場合が多い。宮沢賢治の80の作品が収録されたものを100円で買った。青空文庫からの流用のものなら、無料の名作が数多くある。

私のスマートフォンは、画面サイズが5インチで、解像度はフルHDと呼ばれる1920×1080ピクセルだが、HD(1280×720程度以上)の解像度でも、ほとんどの場合違いはない。
そして、このくらい画素密度が高いと目もあまり疲れない。また、画面が大き過ぎないので、あまり視点移動をする必要がないのも目が疲れない理由と思う。

ところで、現在の紙の本は、文字が小さ過ぎるものが多い。
ある程度の年齢になると小さな文字が見難いものらしいが、そうでなくても、今の日本人は近くのものを凝視し過ぎるので異常なほど近視の者が多い。
また、全体としては尊敬すべきある理学博士が、さかんに、速く読むことを薦めていたのであるが、確かに速く読めば総合的な理解が高まるが、それはあくまで、総合的理解のために作られたものを読む場合である。速く読めば、理解は浅くなり、また、必ず誤読するのだ。1つの言葉を読み間違うと、全く違う意味に理解してしまったり、正反対の意味に誤解することも、予想されるよりはるかに多いのである。
私は、スマートフォンで、文字を大きくしてじっくり読んでみたら、それでも、誤読がよくあることに気付いた。ただ、この場合は気付くことが多かったが、小さな文字を速く読んでいた時は、それに気付かず、さぞ、間違った、そして、馬鹿な理解をしてしまったことが物凄く多かったはずなのだ。
いつの時代も速読というものは一部で人気があるが、今より馬鹿になるのが嫌なら、そんなせかせかした読み方などやめることだ。

考えてみれば、今、スマートフォンと呼んでいるものは、その名前が不自然であると思う。
特に私の場合は、これで通話することが全くないので、フォウン(電話)でも何でもない。
そして、私のような使い方が、ほとんどの意味で合理的で、おそらくは、賢明であるのだと自信を持って言える。
キーボードの無いスマートフォンは、入力機能が低いので、決して万能ではない。この程度の入力機能で十分と思うなら、単に文章を作成することを極めて低いレベルでしかしていないというだけのことだ。
だから、スマートフォンは、ダイナブックと言う事はできないが、ユビキタスデバイスであるとは言えるだろう。だから、スマートフォンではなく、スマートデバイス、スマートターミナルユニットと言うべきであると思う。
私が今、登場を期待しているスマートフォンはNexus5だ。望むスペックは、5.2インチのフルHDの画面とLTE対応だ。その他は、希望以上のものになるだろう。当然、Nexus4と同じく、SIMフリーとなるはずだ。
だが、実際はNexus4でも十分であると思う。
ソニーやサムスン電子、あるいは、他の国内メーカーも、SIMフリーのものをもっと公然と売ってくれれば良いのであるが、それはいろいろ難しいと思う。
尚、前も書いたが、私と同じ富士通 X F-02Eを買う場合は、USBケーブルやACアダプターが入っていないと思うので注意して欲しい。充電器を買えば、両方付いていることが多いので、1つ買っておくことをお奨めする。









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