我々は、どうでもいいことに悩むものだ。
今晩何を食べるかなんて、本当にどうでも良いことだが、そんなことをいつまでも考えていたりする。
また、ごくつまらないことで、人に笑われないだろうかとか、男らしいく見えるか、女らしく思ってもらえるかとか気にする。正直、卑しいと思う。

人に好かれるか嫌われるかは、我々凡人の大きな関心事だろう。
しかし、それも、本当にどうでも良いことだ。岡本太郎は、「嫌われていい、いや、嫌われないといけない」と言ったが、彼はエキセントリック(風変わり)なのではなく、正常なだけなのだ。

どうでもいいことを、どうでもいいこととみなせるようにならない限り、我々は不安につきまとわれ続けるだろう。
なぜなら、真に価値あるものを知る心は、瑣末なことはどうでもいいと思うものだからだ。つまり、卑小なものにこだわるのは、真に価値あるものを知らないからなのだ。真に価値あるものを知らないと、見えるもの、聞こえるものが気になって仕方がなく、それは心に恐怖を作り、不安に怯えることになる。
そして、真に価値あるものは、この世に1つしかなく、それ以外のものは、本当にどうでも良いことなのである。
では、本当に価値のあるものとは何か?
それは、どうでも良いものを捨て去った後で分かる。なぜなら、本当に価値あるものは、見ることも触ることもできないからだ。ただ、それだけは、どうでも良いものではないことだけがはっきりしている。

今晩何を食べるかなど、下らないことをわざわざ考えるものではない。
私は、毎日同じものを食べている。それで何の不満もない。
友達が出来ないかもしれないって?
最初から、友達はいらないと思うことだ。いや、友達を持ってはならない。偽者の友達が去っていけば、真の友も得られるかもしれないが、そんなことは分からない。
妻が浮気しているかもしれないって?
していると思えば良い。どうでも良いことだ。それに、そんな下らないことを心配するようなつまらない男だから妻が浮気するんだ。
失業するかもしれないって?
そりゃ、昨今の状況では、そんなこともあるだろうさ。心配なら、失業すると思えば良い。つまらん心配するから失業するんだ。
モテないかもしれない?
そりゃモテないさ。そんなつまらないこと心配するやつなんか。
失敗するかもしれない?
失敗せずに成功したやつなんかいないさ。一番みっともなく失敗すればいい。
決闘で死ぬかもしれない?
じゃ、その日を命日と決めなさい。せめて立派に戦って、見事に散って来い。
日本は終わりかもしれないって?
君は正しい。でも、君は最後にならないようにがんばって欲しい。







↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ