「勇気をもらいました」とか「元気をもらいました」と言うのをよく聞く。
しかし、元気が無ければ勇気は出ないのだから、両方とも、元気をもらったということになる。
では、元気とは何かというと、エネルギーである。
つまり、もらったのは、エネルギーであるということになる。
だが、これは重要なことなのだが、エネルギーなんてものはもらえるものではない。エネルギーの元は、どこにでもいくらでもあるのだが、それを自分自身で活性化する意志を起こさせてくれたということである。
例えてみれば、焚き木はいくらあっても、少しも温まれない。火を付けて初めて熱が得られる。火を付けることを、元気を出すというのだ。

気功では、気という不可思議なものを人体に送れば、病気が治ったり、体調が良くなったりすると言われる。
ヨーガでは、気と同じものをプラーナと言い、やはり、プラーナを取り込むことで活力を得るという。
気やプラーナを大量に取り入れると、超能力のような力すら発揮できるとも言われる。
だから、木とか早朝の空気といった、気に満ちたものから気を取り入れるといったことをしたり、ひどいのになると、他人の気を奪って自分に取り込むなんてことまでやろうとする。
これらも全て、おかしな話なのである。

気もプラーナも、取ったり奪ったりするまでもなく、どこにでも、いくらでもある。
電子がどこにでもいくらでもあるようなものだ。気やプラーナは電子ではないが、その仲間のようなものだ。
ウォレス・ワトルズは、そういった、あらゆるものの基本となる何かを根源物質と言い、チャールズ・ハアネルはとりあえず電子と言ったが、それらも、気やプラーナと同じと言って良いと思う。
私は、関英男博士の言うように、それをグラビトン(重力子)と考えている。しかし、こういったことは、現在の科学で証明できないので、言葉にこだわると誤解を招く恐れもある。
とにかく、気、プラーナ、根源物質、電子、グラビトンは、身体の中にも、身体の外のいたるところにも、無限にあり、無くなるはずのないものだ。
だが、あるだけでは、エネルギーでも元気でも勇気でもない。
それを活性化させることで、エネルギーに、つまり、元気や勇気になるのである。
だから、もし気功師が気を送るというなら、それは、気を送っているのではなく、気を活性化させているのだ。
ヨーガ行者はプラーナを取り込んでいるのではなく、体内のプラーナを活性化させているのだ。

あなたも、気やプラーナ(あるいは、根源物質、グラビトン)を活性化させれば、エネルギーや元気を得るし、ワトルズやハアネルの言うように、あらゆる願望を叶えることになる。
その最も原始的な方法が念じるということで、少し洗練されたものがイメージするということだ。さらに進歩した言い方が、ハアネルの言う、正しく、かつ、必死に考えるということなのだろう。
しかし、それらは、大抵の場合、失敗する。欲望が強いと、それらは少しも活性化されないらしく、無欲、無我、無心であることが要求される。武道や芸術の極意が無心であることが、まさにそれを示している。
だが、心配無用だ。
昨日も書いた通り、「ありがたい」を何万回も言ったり、腕振り運動をすることで、気やプラーナ、あるいは、グランビトンを活性化させるという十分な根拠がある。
腕振り運動は、達磨大師が伝えた秘法らしいが、気やプラーナを活性化させるための、あらゆる合理的な仕組みが取り込まれた、まさに、秘法中の秘法だ。ただ、根気良くやり抜けば良い。
「ありがとう」という言葉を百万回唱えたという偉人もいるが、その成果も当然のことと思う。

コリン・ウィルソンは、天才というものは、内なる衝動に過ぎないと言ったが、どんなことも、所詮、元気やエネルギーなのである。アントニオ猪木さんの「元気があれば何でもできる」というのは、全くその通りで、では、どうやれば元気が出るかを知らないといけないのであるが、その簡単な答が上に述べたものである。
私自身、5年ほど、大した回数でもなかったが、腕振り運動をやることで、エネルギーが蓄積したのだろう。大変な大食で肉食だったのが、瞬間的に、1日1食の菜食になった。また、腕振り運動の回数を増やしたせいか、10回しか出来なかった腕立て伏せを、毎月10回ずつ回数を増やし、現在は毎日190回を軽々とやっている。最近、腕振り運動を1日1000回から2000回に増やしたせいか、エネルギーが余り、この2日は、腕立て伏せがうっかり200回までいってしまった。そもそも、飽きっぽい性格のはずが、毎晩、この腕立て伏せ、腹筋500回、スクワット100回(退屈な運動なので、もっと出来るが調製程度にやっている)、背筋100回などが、何の努力も無く続いている。
腕振り運動は、中国の秘法「易筋経」の中にあるものらしいが、関英男博士がある程度の理論付けをしてくれている。
そんなわけで、お薦めしたい。

尚、しつこいかもしれないが、腕振り運動のやり方を、昨日の記事から下記に転記しておく。
再度、腕振り運動の説明をするなら、自然に姿勢良く立ち、両腕を同時に前後に振る。後ろに振る時にやや力を入れ、前に振る時は脱力して自然に任せる。注意点は、手のひらを内側に向け、肘を曲げず、両腕が常に平行であること。前に戻った時に両手が合ったり、後ろに振った時に腕が広がる人が多いので、そうならないよう注意する。
脚が悪くて立てない場合は、座ってやっても構わない。
肝心なことは、数は必ず自分で数えること。数を数えることで無心になることが大事なのに、それをせず、タイマーや音楽を使うなどもっての他である。
手に付けてやれば回数を減らせるとかいうグッズもあると聞くが、付けるのは勝手だが、数を減らしては意味がない。回数多くやるのが重要なのである。








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