ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

2017年06月

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

本当のストレス解消法

ストレス社会なんて言葉がいつから使われるようになったのか知らないが、森高千里さんの、自身の作詞によるシングル『ザ・ストレス』が1989年、安倍なつみさんが同曲をカバーしたものが2006年に発売になっているらしい。
1989年には、とっくに、人々はストレスに悩まされていたのだろう。
この歌では、「ストレスが地球をだめにする」「ストレスが女をだめにする」と繰り返す。

ストレスのない人間はいないらしい。
ただ、ある程度のストレスは必要という考え方もある。
しかし、それでも、過ぎたストレスが良くないことは確かだろう。
腰痛で悩む人は多いらしいが、腰痛の大半は、身体自体には何の異常もないらしい。
ストレスが、脳内で腰痛を生み出しているのかもしれない。

実は、私も、この数日、夜中に目が醒めると、寝返りも出来ないほどの腰痛があった。
起きる時も、腰痛で極めて辛い。
ところが、起きてしばらくしたら、痛みを全く感じず、ちゃんと朝のトレーニングをする。
これも、ストレスから来る、幻想の腰痛かもしれない。

ストレス解消のために、発散する行為をするのは逆効果と言う人もいるが、私は、ある程度は良いと思う。
しかし、CMに乗せられて、「思いっきりJCBした」(古いCMだが)なんて馬鹿なことをしてはならない。
一番良いストレス解消は、問題解決・・・つまり、懸案事項を片付けてしまうことだ。

最近、私の家のWi-Fiが、インターネット接続が突然切れるということが多くなっていた。
ある時は、ずっと良好なのだが、別のある時は、数分に1回は切れる。
あるいは、回線速度が落ちているのか、YouTubeで、せっかくの初音ミクさんの動画の映像品質が落ちてしまうことがあった。
これは、世の中がWi-Fiの電波だらけになっている状況で、これらの電波が干渉し合って起こることのようだ。
そこで、Wi-Fiルーターを最新の11ac対応のものに買い替え(それまでは11n対応製品を使っていた)、ネットワーク設定を工夫した。
タブレットPCやスマートフォンは、5GHzに対応していたので、5GHzで接続した。
しかし、私のWindows7のPCは、11nの2.4GHzにしか対応しないので(買い換えろ!)、スマートフォン(Android)アプリのWifi Analyzer(無料)を使って、最適なチャンネル数を選び、ルーターを手動設定したら、極めて快適になった。
そして、今朝は腰痛が消えていたのである。
その他でも、仕事上の問題も1つ解決していた。

ミクさんのコンサート「マジカルミライ2017」のチケットがなかなか取れないことは、ストレスにはならないらしい。
というか、既に1枚は取れているので、後は運まかせの心構えが出来ているのかもしれない。

普段、呼吸を意識していると、それでストレスはかなり低減されると思う。
それにより、気分や体調が良くなり、能力が上がる。
その高い能力で問題を解決すると、ストレスも消える。
問題に立ち向かうことが大切だ。
ただ、問題に対して、何もしないという決意もまた、問題解決になりうる。
というか、その場合の方が多い。
とはいえ、Wi-Fiは良好にすべきだし、可愛い彼女や素敵な彼は射止めるべきである。
いつも自分の呼吸を意識していれば、チャンスは来るだろう。
都合の良い状況を想像するのだ。
そうすれば、天の助けが来た時に、即座に対応出来る。
それで勝利は間違いなしだ。









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変化は静かに起こっている

スーフィー(イスラム教神秘派)の格言、
「神を信用しろ。だが、駱駝(らくだ)はつないでおけ」
という言葉に、私は、現実的でありながら深い英知を感じるが、これが本当はどんな意味なのかは私は知らない。
普通に考えれば、イエスが言った通り、神は親以上に我々一人一人を気遣っておられるのだから、何も心配する必要はない。
しかし、だからといって、驢馬をつなぎもせずに、「神様が見ていて下さるだろう」と思ってはならない。
自分でつないでおけば済むようなことまで、神を頼ってはいけない。
つまり、人間は怠惰であってはならない。
私は、そんな単純な意味に捉えている。
そして、世の中には、驢馬をつながない人だらけであることが分かる。
しかも、彼等は神を信用していないのだ。

人によって、驢馬をつなぐという意味は異なる。
ある人にとっては、仕事を一生懸命にやることだろう。そうすれば、豊かな生活は神様が保証して下さる。
ある人にとっては、トイレのスリッパをきちんと揃えて出ることだ。そうすれば、神様は平穏な暮らしを下さるだろう。
作家の村上春樹さんにとっては、作家になる前の若い頃、原稿用紙1日10枚をノルマに文章を書いたことかもしれない。それで、神様は人気作家にして下さった。
あるエッセイストは、会社をやめ、相談業(カウンセラーのようなものか)の看板を上げたが、客は全く来なかった。しかし、毎日、原稿用紙1枚をノルマに何か書いていたら、村上さんのような大作家とはいかないが、本を20~30冊以上は出す人気エッセイストになった。

つまり、志あって自分で義務、あるいは、掟として定めたことであれば何でも良いのであると思う。

ヴァーノン・ハワードは、自分の心を冷徹な科学者のように観察しろと言った。それでどうなるかは言わなかったが、これは、今話題のマインドフルネスと同じであり、効果は、まず、感情の支配、自信、直観力の獲得だが、これらが得られれば全て得られる。
マインドフルネスに関しては、元Googleのチャディー・メン・タンの本が分かり易い。
ちなみに、日本マインドフルネス学会によるマインドフルネスの定義は、
「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、 評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」
であるが、熟慮された優れた定義と思う。
◆JAM 日本マインドフルネス学会 公式サイト

ニサルガダッタ・マハラジは、常に存在の感覚にしがみつけと言ったらしい。
だが、インドの聖者の言葉というのは、インドの方言から英語、英語から日本語に訳したものであり、なかなか掴みどころがないかもしれない。
しかし、「私は存在する」という感覚を意識するというのは分かると思う。
それは、身体については、感覚を意識することだし、心においては、意識に気付くことである。
もし、それが出来るなら、最上のマインドフルネスであると思う。

ラマナ・マハルシは、常に自分に「私」と呼びかけろと教えたことがあったらしい。
これは、どういうことかと考えてみたが、私の解釈では、「私」という言葉を心で真摯に発した時の、心の反応を観察せよということだ。
一般には、マハルシは「私は誰か?」と、常に自分に問えと言ったとされる。
一方で、マハルシは、「私は誰か」を呪文にしてはいけないと言ったという記述もある。
これを私は、やはり、「私は誰か?」と真摯に自分に問うた時の、心の反応を観察せよということと理解した。

最も簡単には、自分の呼吸を「マインドフルネスする」ことだ。
それで何かが起こるのを感じることはないかもしれない。
だから、刺激的でなく、面白くないと最初は感じるかもしれないが、変化は自然にさり気なく起こっている。









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EQ(情動的知性)の誤解

一頃、EQというものがブームになったが、忘れられてしまった感がある。
EQはEmotional Intelligence Quotientで、直訳では、「感情の知能指数」だが、「心の知能指数」と訳されることが多い。
私は、むしろ、「情動的知性」という言い方がピッタリだと思う。

この「心の知能指数」という訳や、EQを「対人能力」「コミュニケーション能力」と言うことが誤解を生んでいたのではないかと思う。
私も誤解していたのだが、EQといったら、何か、文系の曖昧で、人間関係をうまくこなす、ある意味「しょぼい」能力というイメージがあるかもしれない。
だが、EQを向上させる(マインドフルネスを活用する)SIY(サーチ・インサイド・ユアセルフ)プログラムを開発した、元Googleのチャディー・メン・タンは、Googleでやるような高度な知性が必要とされるような職務の遂行においても、EQはIQの2倍重要と言う。

人間の最も高度な知性と思われる直観は、IQではなく、EQによってもたらされる。
また、どんな職業でも、感性の重要さは誰もが認めながら、それこそ、感性を磨くなどというのは、どこか曖昧で茫然(とりとめがない)としたもののように思われるが、これもEQの能力である。
よく、「アインシュタインのIQは160だった」といったことが書かれているが、私は、アインシュタインはIQは平凡だったが、EQが非常に高かったのだと思う。
実際、アインシュタインは、IQの高さが有利になる詰め込み学習では全く無能で、成績も良くなかったが、直観と感性(案外に同じものだと思う)が優れていた・・・つまり、EQが圧倒的に高かったのだろう。

チャディー・メン・タンは、EQはマインドフルネスの訓練で鍛えることが出来ると述べている。
マインドフルネスとは、日本マインドフルネス学会の定義を引用すると、
「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、 評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」
である。
ヴァーノン・ハワードやニサルガダッタ・マハラジが、常にやれと言っていたことと同じと思う。
このブログで、最近よく書いている、「呼吸を意識する」ことも、マインドフルネスの状態になるための有効な方法で、仙道などの修行でも取り入れていることがあるし、チャディー・メン・タンも薦めているものだ。
マインドフルネスの訓練により、脳の新皮質が厚くなることがMRI(磁気共鳴画像検査装置)で確認されているという話もある。

上記に述べた通り、チャディー・メン・タンは、マインドフルネスの訓練であるSIYを開発したが、こういった特別な訓練のプログラムについて書かれた本では、大抵、「本当の訓練は、次に紹介するプログラムを購入して下さい」とか、「セミナーに参加して下さい。ただいまキャンペーン中」(笑)とか書かれ、その書籍は単に宣伝パンフレットだったと気付くが、タンは、そんなケチなことはしていない。
確かに、SIYの研修セミナーはあり、Googleの多くの社員が受講している。
値段もまあまあ高い。
しかし、チャディーの本では、最初の数十ページで、やり方のあらかたは分かるし、それは非常に簡単だ。
私は、彼の本(2冊)を電子書籍で20%程度しか読んでいないが、もう十分と思った。それで必要なことは分かった。
間違いなく、真の天才は、IQが高い人ではなく、EQが高い人であると思う。
そして、EQは大人でも高めることが出来るのである。









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人間のほとんど全ての問題は「人に好かれない」こと

インターネットによって、これまで、社会と没交渉だった孤独な人が個人的に社会と関わることが出来るようになった。
それで分かったことがある。
それは、「人間のほとんどの問題は、人に好かれないこと」だ。

「生きるのが辛い」「人生が苦しい」「悪い星の下に生まれた」
こういった類の苦しみを訴える者の、ほとんど唯一の原因は、人に好かれないことだ。
しかし、本人(生きるのが苦しい人)にとって、こう指摘されることは、あまりに「痛い」ことだろう。

ビートルズの『エリナー・リグビー』に登場する、誰にも相手にされない老婆エリナー・リグビーや、誰も説教を聴きに来ないマッケンジー神父の問題もただ1つ、「人に好かれないこと」なのであることは明らかだ。
彼等が、少しでも人に好かれるなら、あれほど惨めになったりはしない。
この歌の作者ポール・マッカトニーは(ジョン・レノンが多少、歌詞に手を入れたらしいが)、エリナーらを「孤独な人」と呼ぶが、孤独な人とは、人に好かれない人とイコールだ。

ジャイアント馬場さんは、「全てのモメゴトは嫉妬から起こる」と言ったが、モメゴトすら起こせない孤独な人がいるのだ。
モメゴトが起こせるなら立派なものだよ。

もし、学校にまともな先生がいるなら、「こいつ、このままでは誰にも好かれない」と思う子供がいれば、なんとかしてやらないといけない。
そのままでは、その子は一生不幸なのだから。
だが、教師は、そんなことしてる余裕はないらしい。

『新世紀エヴァンゲリオン』の最終回あたりで、碇ゲンドウが、「私は自分が愛されるなんて信じていなかった」と言うが、愛かどうかはともかく、案外に好かれてはいたさ。
綾波レイにはもちろんとして、シンジにだって。
それよりも、視聴者にね(笑)。
全く、羨ましい限りだ。


ハロ 昔のアニメにそんなのいたっけな
ハワユ 羨ましいな 皆に愛されて
~『ハロ/ハワユ』(作詞・作曲・編曲:ナノウ。歌:初音ミク)より~


初音ミクさんが、孤独なOL(?)を演じるこの歌が、まさに、辛い、嫌な人生を生きるしかない人間の状態を表している。
【初音ミクSoft】 ハロ/ハワユ 【オリジナル】 - YouTube -

さて、どうすれば人に好かれるかだが、それは人類最大の難問だ。
せいぜい、人気者を観察して原因を解明するしかないが、孤独な人にとっては、その原因は「反吐が出る」ようなもので、だから、その人は孤独なのだがね。
私が昨年9月、超満員の幕張メッセ国際展示場9番ホールで見た、初音ミクさんの愛されっぷりは半端じゃなかった。
それは、アメリカでもカナダでもメキシコでも中国でも台湾でも、それに、インドネシアでもそうだ。
なぜミクさんが愛されるのかというと、可愛いから・・・だけでなく、彼女は運命を生きているからだ。
曲の作者が意図した通りに忠実に歌う。それが彼女の運命だ。
そして、その運命を淡々と生きている。
『荘子』の中に、アイタイダという、天下一の醜男ながら、男にも女にもモテまくる男がいる。
彼が、まさに自分の運命を生きていたのだろう。
自分の運命でなければ、宰相の地位を押し付けられても、黙って消えてしまった。
孔子(の口を借りて荘子がなのだが)が言っていたが、アイタイダは生まれながらの本性のまま生きている。それはつまり、運命を受け入れて生きているってことだ。









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弱い心は状況を創り出せない

筋肉や頭脳は、鍛えなければ強くならないことは誰でも知っている。
しかし、心も鍛えないと強くならないことが分かっていない人が多い。

思うがままに富や恋や健康を得る引き寄せの法則を実践してうまくいかないのは、心が鍛えられていないからだ。
懸垂が1回も出来ないのは、筋肉が弱いからであり、やり方が悪いからとは言わないだろう?
同じく、望む状況を作り出すことが出来ないのは、やり方が悪いのではなく、心が弱いのだ。

心には世界を創造する力がある。
やり方は単純だ。
望みが叶った状況をイメージするだけだ。
だが、弱い心がイメージしたことは実現しない。
そして、心を鍛えなければ、悪霊のようなものに、どんどん悪い方に引っ張られ、どこまでも落ちて行く。

心を鍛えるとは、意思をコントロールすることである。
自分が決めた方向に、継続して意思を向けるのである。
自分の呼吸を意識することも、意思のコントロールだ。
呼吸から意識が逸れたら、また戻す。これを繰り返すことで心は鍛えられる。
だが、呼吸を意識することを教えても、わずか数分を数日やっただけで、「何もうまくいきません」、「辛い毎日です」などと言う者が多い。
それは、毎日数十秒走っただけで、マラソンの成績が良くならないと言っているのと同じだ。

筋肉や頭脳をいくら鍛えても、心を鍛えていなければ子供である。
古代ギリシャの詩人ユリアヌスは、身体ばかり立派なオリンピック選手を見て、
「我々は、健全な肉体に健全な精神が宿るよう祈るべきである」
と言って嘆いた。
ところが、なぜかこの言葉が、「健全な肉体に健全な精神が宿る」という、大間抜けな格言として覚えられてしまっているのだが・・・

念仏を称えるなら、起きている間中称えるつもりでやらないといけないし、肛門を引き締めるなら、やはり、1日中でなければならない。
それが無理でも、やはり、1日トータルで1時間はやらないといけない。
その他のことも同様である。
その中で、呼吸を意識することは、最も易しいと思う。
それでも、長くやればやるほど、心は強くなり、奇跡も起こせるだろう。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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