ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

2017年04月

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

意識と無意識のパートナーシップ

人間には、意識(自我意識)の他に、無意識とか潜在意識という、自覚出来ない深い心があるらしい。
深層心理学とか精神分析学といった、いろんな学問間で用語が統一されていないので、無意識と言ったり、潜在意識と言ったりするのだと思う。
そして、無意識と呼ぶ学問と、潜在意識と呼ぶ学問では、それらの意味もまた異なるのだろうが、そういった学問上の意味が正しいとは限らず、我々は、無意識も潜在意識も同じと考えて良いだろう。
よって、以降、無意識で統一する。
無意識は、意識よりはるかに大きく、意識が10%で無意識が90%とか、いやいや、1%と99%だなんて言う人もいるが、本当は、そんなもの計量しようがない。

そして、知るべきことは、無意識の中には強大な力があることだが、その力の正確なことは分からないし、実際は、僅かなことしか分かっていないのかもしれない。
心理療法では、それに必要な無意識の知識は、いくらか持っているのだろうが、心理療法が、それほどうまくいくわけでもないのだから、少なくとも、無意識やその力について、まだまだ分からないことが多いと言って良いのだろう。

無意識の深さは、どれほどのものか見当もつかないし、ユングは、その奥は、人類全体でつながっていると言う。
その本当の力も底知れず、無意識、あるいは、無意識の深層こそが神なのかもしれない。
今の時代、神とか仏を信じない、あるいは、信じないわけではないが、宗教的な神や仏に抵抗を持つ者は多いだろう。
実を言うと私もだ。
だが、神や仏が存在するかどうかはともかく、無意識は確実に存在し、それが計り知れない大きな力を持つのであるから、神や仏を無意識と呼びかえることも出来るだろう。

無意識の力を使えば、欲しいものを得たり、病気を治したり、自分の存在の在り様を変えることも出来る。
ただ、重要なことは、あらゆることは、意識と無意識の共同作業だということだ。
ともすれば、意識は全く重要ではなく、無意識にまかせれば良いと言う人もいる。
実際に大きな力をふるうのは無意識だとしても、意識の役割だって極めて重要なのである。
意識が「しゃんとしていない」と駄目だという言い方でも悪くないだろう。
仏典の中に、竹林が大火事になった時、一羽のオウムが身体を池の水で濡らし、火の上で羽ばたいて火を消そうとする話がある。
その程度の水で火が消えるはずがないが、「棲家を与えてくれた森への報恩のため」「何度生まれ変わってもやり抜く」というオウムの心を認めた神が、オウムと協力して火を消す。
神に火を消す力があったとしても、オウムの心が必要だったのである。

いかに無意識の力が強大でも、意識が甘ったれていたり、うじうじしていたり、根暗だったり、厭世的だったり、後ろめたかったり・・・早い話が、弱ければ、何も出来ないのである。
我々は、何が何でも、意識である心を鍛え上げなければならない。
初音ミクさんの『FREELY TOMORROW』という歌にあるように、「顔上げて微笑めば 笑顔取り戻す魔法になる 」のだが、苦しい時に、顔を上げ微笑むには、そして、それを続けるには心の力が必要だ。
ところが、その力を得るには、苦しい時に、意識的に、顔を上げて微笑まなければならない。
早い話が、苦しい状況がなければならないのである。
それを試練と言う。
必要なのは、苦に苦を求める意識である。









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逸脱して手遅れになる前に

成功法則の本には、成功に必要なことは誰とでも仲良くすることだ…といった「シンドイ」ことは書かれていない。
そんなこと書いたら、成功法則の本の最多層の読者が、本を買ってくれなくなるからね。
しかし、成功のために一番必要なことは、本当はそれなのだ。

邱永漢さんの本に、「家と会社と工場の往復しか出来ない、人付き合いの下手な人でも成功出来る」と書かれていたが、嘘である。
確かに、成功者にも、交流が地味だと言われる人はいる。
しかし、地味といっても、普通の人とは比べ物にならない。それは、「有力者の友人が10人程度、有力者の知人が30人程度しかいない」という地味さなのである。

成功したり、幸福になるために必要なスキルは、人間関係のスキルである。
もちろん、そのスキルは、周囲の人達と「チャラチャラやっていく」という程度のものではない。そんなの、スキルではない。
昔、芥川賞作家が、「来た年賀状は3枚」と、友達がいないことをアピールしていたが、もちろん、そんな作家、いまや誰も知らない。
ドワンゴの川上量生会長は、以前、「年賀状は7枚。僕のポジションでこれはないですよ」と言っておられたと思うが、「だから何?」だ。一般的な形と違うだけで、彼は、特殊な人間関係構築のスキルを持っているのだろう。

いくらネットの時代といっても、成功と幸福のために必要なものは、人間関係のスキルというのは、全く変わらない。
そのスキルがほぼゼロの私が、最近、つくづく思い知っていることである。
ひきこもりが成功したり、幸福になれる可能性は、ほとんどゼロだ。
ところで、普通の人には考え難いかもしれないが、私は、ほとんどの人を嫌悪しているし、それは、どうやったって治りそうにない。
私と同じような人は結構多いが、そんな人は、完全にひきこもったり、ひきこもってはいなくても、他人との間に万里の長城のような強固な心の壁を作っていることだろう。
そんな人は、ロクな人生を送ってはいまい。

だが、心配無用だ。
余計なことは言わない。
人付き合いスキルが低い人に必要なことは、人工的な「人付き合い回路」を頭の中に構築することだけだ。
テクノロジーが進歩し、「人付き合い回路」を神経に直接接続出来るようになれば、それで全てOKだが、その実現には、まだ10年以上かかるかもしれない。
人類にとっては、100年でもあっという間だが、個人にとっては10年でも長い。

高貴と言われるような本を沢山読む人は、人間関係のスキルは低いものだ。
なぜなら、そんな本には、特殊な人間のことしか書かれていないからだ。
特殊と言えば聴こえは良いが、早い話が、変人奇人、変態、逸脱者だ。
ルドルフ・シュタイナー、ラマナ・マハルシ、老子、荘子、ゲーテ、トルストイ、宮本武蔵、ドストエフスキー、エマソン、ニーチェ、イェイツ・・・みんなそうだ。
あるいは、普通の人間関係とは、あまりにかけ離れた、気取ったこと、小難しいことを書いているのだ。
そういった本が身についた人は、普通の人は誰も相手になってくれず、当然、ひきこもるしかない。
「ツイてるって言えばツクんです」なんて言う「変な人」は、よほどの美点でもない限り、遠ざけられるだろう。
だが、平凡な「人付き合い回路」を作り、必要な時には、それをスイッチオンすれば良い。

どうすれば良いかというと、世間的なことが書かれた本やブログを読み、会話を聴くことだ。
まあ、私なら、そんなことをしたら反吐が出るし、気が狂ってしまうが(笑)。
つまり、どう言っても、私は手遅れなのだ。
せめて、ポップミュージックで200万枚以上売れるようなヒット曲を聴けば良いのだが、それも私には絶対無理なのだ。聴いてたら、生体活動が停止しかねない。
私のように手遅れの人は、事務的に義務的に生きるか、滅ぶしかない。
今の時代、昔のように、大悪党になることも出来なくなっているしね。
私のように外れた人間が上手くやっていく方法は、また考えてみよう。
しかし、出来れば、外れる前に何とかすることだ。









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人間にとって一番大事なこと

キリスト教系の高校に通う女子生徒に言われたことがある。
「イエス様の教えは“自己犠牲”よ」
彼女は、本当にそう思っているようだった。
私は、長く、そのことを考えていた。
そして、今思う。
「子供に何馬鹿なこと教えてるんだ」

石原慎太郎氏が、テレビでこんなことを言われていた。
「三島由紀夫と、『男にとって一番大事なことは何か、同時に書こう』と言って、お互い、自分が思うことを一緒に書いた。二人とも“自己犠牲”と書いた」
石原氏は、すごいドヤ顔(得意顔)だった。
このことも、私はずっと考えていた。

私も、上の女子高生や石原氏に騙され、ずっと、“自己犠牲”が高貴なことだと思っていた。
三島由紀夫はボディビルでいい身体になり、自論を主張しながら、格好良く割腹自殺したと聞く。
石原氏は、最近の百条委員会で、質問に対し、「だから何なんですか?」と、答えようのない質問を返して黙った。
彼らの、人生に対する心構えが分かる。
彼等に対し、『偽物語』(西尾維新著)で、忍が千石撫子に言ったようなことを言いたい。
忍は撫子に、「よかったのお。たまたま可愛くて」と言ったのだが、彼等には、こう言うのだ。
「よかったのお。たまたま天才で」
彼等は天才だから、それでやっていられたのだ。

“自己犠牲”が、一番楽な“逃げ”なのだ。
本当に高貴だが、難しいのがチームプレイだ。
チームプレイが恐いヤツらが、“自己犠牲”なんて楽な道に逃げるのだ。
“自己犠牲”と言っていれば、エゴを守れる。
チームプレイはエゴを犠牲にしなければならない。
エゴを犠牲にすることが一番苦しいが、一番人間を成長させる。
「男にとって一番大切なことは自己犠牲」なんて言っているヤツらは、いつまでも子供である。

まあ、石原氏らに対しては、私も同病相哀れむでね。
私も“自己犠牲”を信条とする、逃げる子供だった。
チームプレイという、シンドイこと、エゴを守れないことから逃げ続けた人生だった。
私が、石原氏や三島由紀夫のような天才でないことは、不幸だったか幸だったか・・・多分、後者だ。
私はもう遅いが、若い人は知って欲しい。
“自己犠牲”は、未熟でエゴイストな子供の逃げだ。
チームプレイが出来なければ幸福にはなれない。
犠牲になる時は、エゴのためではなく、チームのために犠牲になることだ。
それは本当は犠牲ではない。

思えば、初音ミクさんはチームプレイの象徴だ。
だから眩しいのだ。
そして、だから、彼女のコンサートのお客さんは、驚くほどマナーが良いのだ。
今日の12時から、「マジカルミライ2017」のチケットのWeb抽選先行予約が始まる。
抽選だから、慌てて申し込む必要はない。
ちなみに、宿泊プランの方の申し込みは24日(月)の12時からだ。
マジカルミライ2017公式サイト









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まずは落伍者にならないために

まるで駄目男君を「まとも」にする方法があればなあと思う。
いや、まるで駄目男君を「まとも」に出来る方法でなければ本物でないと思う。
まるで駄目男君とは、私の職場に派遣で来ている雑用係の30歳過ぎの人生の落伍者だ。

だが、実際は、どんな方法でも、まるで駄目男君を、立派とは言わないが「駄目でない」人間に出来るのだろう。
1年365日、朝5時前の決まった時刻に起床する駄目な人間はいない。
1年365日、毎朝決まった時刻に、腕振り運動を千回以上する駄目な人間はいない。
1年365日、毎朝決まった時刻に、聖書や仏典、あるいは、バガヴァッド・ギーターを30分以上読む駄目な人間はいない。
1年365日、毎晩帰宅後、1時間以上の読書をする駄目な人間はいない。
1年365日、トータルで2時間以上、肛門を引き締める駄目な人間はいない。
1年365日、トータルで千回以上、念仏を称える駄目な人間はいない。
1年365日、スクワットを百回以上する駄目な人間はいない。
自らの意志で食を慎む駄目な人間はいない。
顔を上げて微笑む駄目な人間はいない。

まあ、これで、金持ちになれるだの、高い地位につけるだの、誰からも尊敬されるだのとは言わないが、年収500万円以上の後ろ指を指されない程度にはなれるはずだ。
まるで駄目男君が、そこまでになれたら、ありえない快挙だ。
だが、どれか1つで良いのである。
1年やればかなり向上するが、一生やる覚悟さえ出来れば、3~4ヶ月で効果が現れる。
10年続けば、只者ではなくなる。

だが、まるで駄目男君は、何も3日と続かないのだ。
私は甘くない。
私は、「どんな人間もそのままで良い」だの「不要な人間はいない」だのといった戯言は言わない。
まるで駄目男君は世の中に不要である。
自分でやらなければ、この世から排除される。
彼ももうすぐ消えてなくなるだろう。
哀れであるが、仕方がない。
それは良いことなのだから。

もっとも、上から目線になっている場合ではない。
自分が世の中から排除されないようにしなければならない。









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これで絶対成功間違いなし

アイドルになるには、まず、顔が相当良くないといけない。
アイドルの中にも、大して美人やイケメンでないと思える人もいるようだが、そんな人だって、普通の学校では、校内で知らない生徒はいないというレベルの顔なんだろう。
スタイルの方は、誤魔化しが効くので、そこそこで良いが、そこそこでなくてはならない。
大抵の人は、一度はアイドルになりたいと思ったことがあるのではと思う。
しかし、本来、第一関門である顔とスタイルの点で、自分がアイドルに向いてないと自覚するのは、二十歳をとおに過ぎてからだ。人間は自惚れ屋だからね。
私も、それほど熱烈にではないが、アイドルになろうと思っていた。
私も外見で駄目だろうが、全く別の理由で、中学1年生で断念した。
それは、学習雑誌の中で、中学生の「アイドルになりたい」という夢に対し、編集者が応えていたものを読んだ時だった。
だいたい、こんな内容だった。
「アイドルは見かけは華やかだが、厳しい世界だ。どんなに体調が悪くても、ステージに出れば、元気いっぱいで、笑顔で歌わなければならない」
もちろん、こんなの、アイドルの厳しさの中でも、まだ楽な部分であるが、私は、このレベルで「自分にはとても無理だ」と思ったのだ。
風邪をひいてしんどい時には、自分が何も出来ないことを知っていたからだ。
まあ、こんな考え方は、大人なら失笑するか、あるいは、「子供だなあ」「可愛いなあ」と、大人の余裕で優しく見てあげる人も多いだろう。
言うまでもないが、その程度、どんな職業でも同じだからだ。
いやいや、実際は、「立派な中学生」にだって「普通の心構え」だろう。
思えば、どれほど早くに、それに気付くかで、人生はかなり変わるだろう。
つまり、苦しい時に楽しい顔が出来るかどうかだ。
もちろん、何事も度を越してはいけないのは当然だが、それはとりあえず置いておく。
苦しい時に楽しい顔をするようになれば、苦しくならないように工夫する。それが知恵になるのであるから。

男に限らないが、特に男は、いつでも上機嫌、絶好調でなければならない。
これに関しては、何度も書いたが、私は次の話が好きだ。
長嶋茂雄さんが巨人の監督だった時、まだ若い選手だった中畑清さんに、「調子はどうだ?」と訊き、不調だった中畑さんは「まあまあです」と答えるが、それを聴いて長嶋さんは激怒し、「馬鹿野郎!こんな時は嘘でも絶好調だと言うんだ」と言うと、中畑さんは素直に、「はい、絶好調です」と言い直した。
中畑さんは、この「教え」を守った効果もあったのか、本人が言うところ、歴代の巨人の4番と比較しようもない平凡な選手だった自分が、長く巨人の4番に座った。
この「絶好調」の話は、まるで駄目男君(私の職場にいる、30歳過ぎの人生の落伍者。派遣の雑用係)に教え、駄目男君も感激したが、彼はさっぱり続かなかった。
いつも不満たらたらのしぶちん顔で、同情をひきたいのだろう、常時、辛そうな顔とポーズをするのを止めない。
駄目男君を見ていると、本当に気付くことが多く有り難い。
私はいつも上機嫌である。
彼女は全タイプ、百人いる顔をする・・・これは、偉大な政木和三さんの、私への直接の教えだ。熱烈公開する。
お金は嫌というほど振り込まれてくる人間の顔をする・・・これも、政木さんの教えなのだ。ついでに公開する。
彼女の件は、ライトノベルの主人公にでもなりきれば良い。ラノベの主人公はイケメンでも何でもないので、簡単に同化出来るだろう。
私は、ひきこもりタイプの主人公が同調し易い。
セーラームーンこと月野うさぎは、女性には共感し易いタイプと思う。
特技なしで、趣味は「食べること、寝ること、楽をすること」。それでいながら、皆が守ってくれるプリンセスで、イケメンの王子様完備だ。
ただ、ハートは暖かくなくてはね。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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