ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

2014年03月

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

脳は糖分を食べ物から直接得ているのではない

砂糖や炭水化物を全く摂らないと言うと、「脳はブドウ糖しかエネルギーにできないのだから、ブドウ糖の元の糖分を摂らないといけない」といったことを、いまだに言う人もいるかもしれない。
脳がブドウ糖しかエネルギーにできないのは確かだろうが、かといって、糖分も、糖分で作られている炭水化物も食べて摂る必要はない。
脳はブドウ糖をどうやって得ているかというと、血液に溶けているブドウ糖からである。
ところで、脳がブドウ糖を必要としているのは、何も人間だけでなく、どんな動物も人間と似たような血糖値を持っている。
だが、ライオンが肉を食べる時に、砂糖や炭水化物をたっぷり使った美味しいステーキソースをかけているはずがないし、オオカミが、「肉と一緒に食うメシは最高だ」と言って米を食べるはずもない。
獲物の血液中のブドウ糖を摂るために、トラがゴクゴクと獲物の血を飲む訳でもない。
牛や羊や馬、あるいは、ゾウが本来食べる草に砂糖も炭水化物もほとんどない。
それでも、どんな動物も血液中にちゃんとブドウ糖を持っている。
つまり、食物から糖を摂る必要はないということが簡単に分かるし、摂ってはならない。

医学者の話は、あまりに饒舌でややこいしいので、正確性は欠くが、簡単に言うと以下のようなものだろう。
(何事も、専門家が述べると素人には難しいのは仕方がないかもしれないが)

砂糖や炭水化物を食べると、血糖値が急激に上がる。
すると、身体は慌ててすい臓からインスリンを出して、血糖値を下げる。
つまり、血糖値は一定でなくてはならず、食べ物で上がったりすると、身体は必死でそれを下げるのだ。
早い話、「砂糖や炭水化物なんて食べないでよ」ということである。
そして、すい臓が出せるインスリンは限界がある。
そりゃ、血糖値を落とすのには、糖をどっかにやらないといけないが、それは多分、肝臓が吸収して脂肪に変えて蓄えるのだろう。
しかし、肝臓の処理能力も限度があるのだから、インスリンが際限なく出ても困るだろう。
それを、インスリンを注射してもっと大量に肝臓に任せるのだから肝臓もおかしくなるに決まっている。
土台、肝臓のメインの仕事は糖分の吸収ではないのだから。
だって、本来は、食べ物から糖分が入ってきたりはしないはずなのだから。

血液中の糖分は、脂肪とタンパク質を分解して作るものだ。
(脂肪を分解して得られるエネルギーでタンパク質を分解する)
それでこそ、一定した血糖値になる。
糖分を食べて血糖値なんて上げてはならないのだ。

肉牛には、牛が本来食べないトウモロコシなどの、炭水化物の多い穀物を大量に与える。
すると、牛の血糖値が急激に上がり、牛の身体はそれを慌てて下げて、糖を脂肪に変える。
この脂肪がたっぷりついた太った牛が美味しいから、こんなことをするのだ。
人間もこれと同じで、余計な糖分や炭水化物を摂れば脂肪が付く。
しかし、砂糖等を取らなければ、脂肪とタンパク質を分解し、糖分を生成して血液に送るのだから、放っておいたって、脂肪は減る。
脳は大量の糖分を必要とするのだから、脂肪をどんどんエネルギーに変え、タンパク質をブドウ糖に作り変える。
タンパク質がなくなれば、次は筋肉のグリコーゲンを分解して糖に変える。そうなると、せっかくの筋肉もなくなってしまう。
ところで、草食動物が草を吸収して脂肪やたんぱく質を作るのは、体内菌の働きらしいが、これも複雑な話なので、ただ、体内菌が草を体内に吸収できるもの(脂肪やタンパク質)に変えるとだけ言っておく。

簡単に言ってもなかなかややこしいものだ。
ただ、食べ物から直接糖分を摂る必要がなく、また、摂ってはならないことは確かである。
それを、病院では糖尿病になってまで炭水化物を摂らせるらしい。
炭水化物を摂るのをやめれば糖尿病は治るのだが、絶対に治さないということなのだろう。
私は10歳の時以来、自主的に病院に行ったことはない。
直感が行くなと教えるからだ。
それでも、やむを得ない事情で2度だけ無理矢理に行かされたが、一度は点滴の拒否反応で死にかけ、2度目は、点滴すると言われて断ったが、どうしてもと押し切られて点滴をされた。
もう、治療を受けに病院に行くことはないと思う。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ

砂糖のためだけでなく、誰かを激しく嫌うと皮膚病になる

私は、2008年の7月に菜食主義者になった。
だが、米とパンだけは直感的に避け、ほとんど食べなかった。
しかし、米やパンには不思議に強く誘惑されるところがあり、気が付けば毎日食べているということがよくあったが、魂のささやきである直観に背いた不快感は感じていた。
甘いものも、一度食べ始めると止まらないし、量が増えていった。
それでも、1日1食で、腹六分目までしか食べないので、太ることはないし、毎年の健康診断でも常に最良の結果であったが、活力に欠け、何をするのも億劫になっていた。それは、米やパンといった炭水化物と、甘いものに大量に含まれる砂糖の害であった。
その上、アトピーか乾癬かは分からないのだが、皮膚の疾患に苦しみ続けた。
また、年に数日のことではあるが、吐き気を伴う激しい気分の悪さで歩くこともできない状態になることがあった。ただ、そんな時は、どんな甘いものも食べる気にならずに絶食状態になるのだが、それで時間が経てば回復した。この一見原因不明の体調の狂いは、やはり、甘いものや炭水化物の毒によるものであろう。

そして、今月の21日、皮膚病の状態が最悪になり、苦しさから、阿弥陀様に助けを求めると、新聞の広告欄にあった『炭水化物が人類を滅ぼす』という、医師が書かれた本の紹介が目に入り、直感的に重要なものであることを感じ、すぐにAmazonのKindle本を購入して拾い読みをしたら、それで、砂糖や炭水化物は一切食べてはならないことを確信し、その日から実践した。
その日は、朝、買い物に行った時に、唯一の食事である夕食にしようと298円のおにぎり弁当を買っていたのだが、おかずだけ食べて4個のおにぎりは捨て、代わりにチーズを食べた。
よって、私は3月21日から、できる限り、砂糖と炭水化物を摂らないでいるし、実際、ほとんど摂っていない。
あの日から1週間が経った。
数日であきらかに活力が出て元気になった。
また、これまではやや退屈に感じていた腕振り運動が楽しくなった。
長い間、あまり効き目がないのを不満に思いながら腕振り運動をしていたが、いかに達磨大師の秘法と言えども、砂糖や炭水化物を摂っていては効果は少ないだろう。
皮膚病の方は一足飛びとは言えないが、徐々によくなっていると思う。
それに、皮膚病は精神の作用もある。
多くの場合、アトピーや乾癬などの皮膚病になる者というのは、他人への嫌悪感が強く、誰かを激しく嫌っているものだ。
そして、そんな心を無理にどうこうはできない。
そこは、神仏に任せてジタバタしないことだ。
嫌いなものを、無理に好きになろう、ならなければいけないなどと思うと、心が抑圧され、もっと悪いことになりかねない。
ひたすら念仏を称え、仏様にお任せすれば良い。

ジャイアント馬場さんは、もし明日死ぬと分かっていたら、最後に大福を好きなだけ食べたいと言っておられたようだ。
これはもう、私には分かり過ぎるほど分かる。
馬場さんも私も、大の甘いもの好きなのである。
馬場さんは糖尿病になってしまったが、それであれだけの実績を残したのだから、もし、甘いものを断つことができていたら、きっと、ルー・テーズ以上の大レスラーになり、実力だけなら、60歳でも世界チャンピオンであり続けたと思う。
私は念仏の不可思議な力で、少しの気の力で、甘いものを避けることができている。
そして、私の幸福は約束されたのである。
水野南北は、「食が全て」であり、食を慎むことさえできれば幸福になれると断言したが、本当は、「砂糖と炭水化物を避けることが全て」であったのだ。
誰だって、それは直観で分かると思う。
魂のささやきである直感を決して軽んじてはならない。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ

コンピュータープログラミングの習得があなたを幸福にする

もう長くWebサイトの更新が止まっているが、QPONさん(実名も堂々表示しているが)という、2000年に62歳でトヨタ自動車を定年退職した人がいる。
彼は、1983年、45歳の時パソコン(NEC PC-6001)を買って、プログラミング言語BASICを習得し、このBASICのスキルのおかげで、高卒でありながら、トヨタ自動車で次長にまで出世する。
N88-BASICありがとう!(QPONさんのサイト)

今、ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグ(Facebook創始者)は当然の感はあるが、オバマ大統領や、来日したマサチューセッツ工科大学MITメディアラボの世界的に著名な教育学者ミッチェル・レズニックらが、誰もがコンピュータープログラミングを学ぶべきであると強く主張している。
コンピュータープログラミングを物理学や化学と同等の学科にすることを目指す非営利団体code.orgには、ビル・クリントンや、アル・ゴア、あるいは、スティーブン・ホーキング始め、多くの著名人も参加しているが(ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグも参加)、物理や化学と同等どころか、コンピュータープログラミングの価値は現在ではもっと高いと主張しているのだと思える。

私は、今のところ、全ての人がコンピュータープログラミングをやるべきということに、もろ手を挙げて賛成する気にまではなれないが、コンピュータープログラミングを学ぶことは、疑いなく良いことだ。
ところで、上に挙げたQPONさんがプログラミングを始めた時代は良いところがあった。
パソコンで使うプログラミング言語はBASICで決まりであり、どのプログラミング言語をやるべきかについて迷うことはなかった。
まあ、少ししたら、アセンブリ言語を憶えないといけないとか、BASICはもう古く、これからはPascalやC言語でないといけないと言う連中もいたが、後から考えても、BASICで間違いなかったし、実際は、当時でも明らかだったはずだ。
今は、一見、そんな決定版が無いように見える。
しかし、かつてのBASIC言語に相当するものが何かと言えば、間違いなく、ExcelでのVBA言語であり、特に社会人が習得すべきものはこれで決まりであると思う。
ExcelもVBAも、かつて、パソコン用BASIC言語を作ったマイクロソフト社のものだ。
仕事で使う、いかなるパソコンにも、仕事のデータを蓄え、処理するためにExcelが入っていると言って良いほど普及している。
ExcelのVBA自体もBASIC言語の一種である。※VBAはVisual Basic for Applicationsの略。
Excelで使うVBAは、1960年代に超大手企業が何億円(あるいは何十億円以上)もかけて導入した大型コンピューターにはるかに優る。
そんな昔の大型コンピューターは現在のパソコンと比べてはるかに劣り、1969年に人類を初めて月に送ったアポロ宇宙船に搭載されたコンピューターは一昔前のパソコンと比べてもその1/1000の能力もなかった。
しかし、それらの古いコンピューターは、偉大な働きをしたのだが、コンピューターとは使い方次第ということなのだ。
Excelは、コンピューターを、ビジネスで有益に使うことが、誰でも簡単にできるように作られているから素晴らしいのであり、大いに普及しているのである。
そして、VBAをうまく使えれば、Excelの力はさらに格段に上がり、Excelは魔法にも匹敵するスーパーツールになる。
ここが肝心なところなのだ。
重要なことなのでもう一度言うと、Excel自体がビジネスのための優れたツール(道具としてのソフトウェア)であって、VBAはさらにExcelを高機能化させるのである。そして、その可能性は無限である。
他のプログラミング言語であれば、そのツールの部分からプログラミングしなければならないのだから、こと、業務処理、会社や学校などの中でのデータ処理に関して、VBAの有利さは比較にならない。
プログラミング言語自体やExcel自体を作るとか、極めて高機能なメールソフト、画像処理ソフトを作るのであればCやC++、あるいは、Javaのようなプログラミング言語を使うし、Web上のシステム・・・例えば、AmazonサイトやFacebookやTwitter、Q&Aサイトなどを作るなら、Perl、PHP、Ruby、あるいは、Javaを使うが、会社や学校の中でのデータ処理をするならExcel+VBAで決まりである。
データが大きなものになったり、もっとダイナミックに処理したい場合は、同じマイクロソフトのAccessとVBAを使うことになるし、それでも足りなければ、SQL ServerというデータベースシステムをAccessとVBAで扱えば、90%の以上の会社でやることは全てできる。
そして、ExcelとVBAを憶えれば、そういったようなステップアップができるのである。
いかにExcelとVBAが重要であるか分かると思う。

では、ExcelやAccessがなくなったらどうなるかと言うと、まあ、なくならない。
VBA言語はなくなると言う無責任な者もいるが、これもなくならない。もっと高度な言語がVBAに取って代わるなどという話もあるが、そんな面倒なものは誰も使わない。
VBAで十分にできることを、わざわざ、もっと複雑で面倒なものを使ってやる必要はない。
VBAでやれない種類のことをやることになれば、別のものを選べば良いだけのことである。
スーパーやコンビニへの買い物にブルドーザーはいらない。使えない訳ではないだろうが、わざわざそんな馬鹿なことをやる必要はない。
ブルドーザーは、必要な場所で使えば良い。
VBAと他のプログラミング言語の関係もこれと同じである。
VBAは科学技術計算など工学分野でも有益であり、他にも用途は広い。自信を持って取り組んで欲しい。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ

一切の健康法、精神療法、自己開発技法も全く不要である

色々な健康法や美容法、あるいは、若返りや身体強壮化に関する本がある。
久し振りに書店に行って、それらの本を見てみたが、少しは良いことも書かれているのだろうが、読むだけ時間の無駄かもしれない。
少食の素晴らしさを説く本も多く、1日1食を勧めるものもあった。
しかし、5年もの間、かなりの少食を厳格に守った私が言うのだが、少食そものに、何の意味もない。
菜食となると、宗教の教義ででもあるかのように、その大切さを説く人もいる。
しかし、やはり5年の間、厳格な菜食主義を守った私が言うのだが、菜食そのものにも何の価値もない。

少食であれば、食事の量全体が減ることで、結果として炭水化物や砂糖を摂る量が少なくなり、健康になることもある。
しかし、たとえ1日1食で、その1食の量が少ないとしても、それが炭水化物や砂糖を多く含んでいたら、私のように、皮膚病は治らないし、時々(あるいは度々)、ひどい体調不良に見舞われるのである。
逆に、砂糖や炭水化物(米、パン、うどん、パスタ、デンプン)を一切摂らなければ、肉でも魚でも、いくらでも食べればいい。
しかし、本当に砂糖や炭水化物を避けていれば、自然に少食になるのである。
高級な肉だからといって、味付けせずに、焼いただけで食べられる人はいまい。肉も魚も、砂糖をたっぷり使ったソースで食べるから美味しいのである。
そのソースや、主食のパンや米が悪いのに、肉が悪者扱いされるのである。
イヌイットのように、野菜を一切食べず、年中、アザラシの肉ばかり食べていても健康だった人達もいるし、健康で当たり前なのだ。
トーチェという人が、イヌイットが健康なのは、西洋流の栄養学の考え方を持っていないからという心的な理由からで、西洋人に栄養学を教わると途端に不健康になるとか書いていたが、それは嘘だろう。
西洋人に栄養学の知識を教わって病気になるのではなく、その知識と同時に、甘い炭水化物や砂糖の入った食事を与えられ、その麻薬的な甘い美味しさのとりこになって、それらを摂り続けて身体を駄目にするのだ。

どんな健康法や人生哲学を説こうが、砂糖や炭水化物を常食していたら何の意味もないのである。
そして、砂糖や炭水化物をやめたら、そんな連中の教えに何の意味もなくなる。
砂糖や炭水化物をやめれば、心身の健康の目標はほとんど達成してしまうからだ。
そうなれば、さらに高い目標にも挑戦できることだろう。
元気があれば何でもできると言っても、米やパンや砂糖を食べていて元気が出るはずがない。
それでいつも元気がないので、宣伝されたスポーツの大会を見て、「元気をもらいました」などと言いたいのである。
そんなものを見て、一瞬、元気が出たように錯覚しても、困難にぶつかると、本当は何もするエネルギーもないことが露呈する。
だが、砂糖と炭水化物をやめれば、自然に元気になり、やりたいことを何でもできるのである。
毎日、「こうすればお金持ちになれますと」という、気持ちの悪いメーリングリストを送りつけてくる平の字が頭につく変人がいるが、金持ちになる方法なんて人それぞれであり、自分でそれを見つけるしかない。
たまたま、金持ちになる方法が分かり、いくらか金を得ても、その後でまずいことになって金が足りなくなったり、あるいは、際限なく金を欲しがって、そんな連中のように、人を騙して金を稼ごうとする者は多いのだ。
まともな金持ちが、嫌がっている相手も沢山いるのに、金持ちになる方法をしつこく送りつけてくるはずがないじゃないか?
あなた、そんな真似してまで金持ちになりたい?
自分らしい金儲けの方法なんて、思考がクリアにならないと分からない。
砂糖や炭水化物を食べていれば、脳機能は低下し、思考が濁るだけである。
砂糖と炭水化物をやめて、本来の明晰な頭脳を取り戻せば、ジョセフ・マーフィーの本でもさらりと読めば、すぐにやり方が分かると思う。
思考を明晰にするために、催眠療法もNLPもダイアネティックスもクーエの自己暗示もいらないし、砂糖や炭水化物を摂っていれば、それらに大金をかけて熱心にやっても意味はないと思う。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ

仏様は人間の審査をしない

「苦しい時の神頼み」とばかりに、「神様、お助け下さい!」とお願いしても、神様は人間の願いを聞いてくれない。
このあたりについて、宗教家の五井昌久さんが良いことを述べておられた。
神というのは法則であり、人間の勝手な願いを聞いたら大変なことになってしまう。
谷川流さんの小説『涼宮ハルヒの退屈』の中の『笹の葉ラプソディ』で、ハルヒ(高校1年生女子)は、七夕の短冊に書いた願いが彦星(アルタイル)に届くのが16年後だから、16年後に叶えたい願いを書くようにSOS団員に指示するが、キョン(高校1年生男子)が「届くのが16年なら、戻ってくる時間もかかるだろ?」と問うと、ハルヒは、「そこは神様なんだから、何とかしてくれるわよ」と言うが、何ともならない。
「神様、光の速さを3%速くして下さい」とか、「重力を5%軽くして下さい」と祈っても、そんな願いを叶える訳にはいかないだろう。
もし、奇跡現象というものが本当に存在するとしても、そこには何らかの法則があるのに違いない。ただ、現在の人間の知識や理解の範囲を超えているのだろう。
そして、因果の法則というのも法則であり、運命というものをみだりに変える訳にはいかないのに違いない。

一方、仏様というのは、法則を曲げるというのではないが、かなり慈悲深いところがある。
人を救うというのが何を意味するのかはっきりしない点はあるかもしれないが、この救いに関して、仏様は大変な柔軟性を見せるようなのだ。
早い話が、願えば必ず救ってくれるのである。
まあ、本当のところを言うと、神と仏で違いがある訳でもないのかもしれないが、話の都合上、こんな言い方をすることをお許し願いたい。
阿弥陀如来という仏が自分で決めたこととして、自分の名を呼ぶ者は、死後、必ず、自分が造った浄土に迎え入れるし、霊的に優れた人達の検証により、念仏を称える者は、念仏の行を保持できるよう、仏、菩薩、そして、天の神、地の神が守るのだそうである。
簡単な言い方をすれば、阿弥陀如来は何らかの方法で、個別に即時の対応をするのである。

ところで、もし、神様、仏様が願いを聞いてくれるものだとしても、「神仏に甘えてばかりで願いを叶えてくれるはずがない。それなりの善い行いをし、善い人間になる努力が必要」というのが一般の考え方に違いない。
しかし、仏様というのは、甘えてばかりで良いのである。
親鸞は、「甘えてばかりで善いことをしないと救ってもらえないというのは大きな間違いである」とはっきり言ったようだ。
それどころか、「善いことなどするな」、「悪人の方が救ってもらえるのだ」と、世間の人と正反対のことを言うなど、徹底している。
これは、人間は思うように善いことも悪いこともできないということを、親鸞自身が身に沁みて知っていたから言えることで、親鸞はそれほどに自分を正直に、素直に見ることができたから、偉大な宗教家だったのだと思う。
ここらは、『歎異抄』で、親鸞の弟子の唯円が分かり易く述べてくれているが、まさに驚くべきものであり、常識が破壊される。西洋人だろうが、マルクス主義者だろうが、素直に読めば心酔するものらしいが、当然のことと思う。

私は念仏を称えるのが楽しみになってしまったが、皮膚病が酷くなってきた時、「阿弥陀様、治して下さい」と願ったら、すぐに身近に、『炭水化物が人類を滅ぼす』という本を届けてくれた。
本は流し読みをしただけだが、「ああ、そうか。砂糖と炭水化物・・・つまり、米、パン、ビスケット、ワッフル、ドーナッツ、芋などの根菜類、果物を食べるのをやめれば良いのだな」と了解したら、これまでのあらゆる疑問が一瞬で解けたのである。
苦しいことでもなければ、なかなか念仏を称える気にもならないかもしれないが、人間には苦しいことが沢山ある。
そして、一休さんの言うように、自分の心そのものが仏であると悟った時が、一切の苦しみを克服する時だ。
念仏に現世利益があるのかというと、親鸞自身が『現世利益和讃』という歌を書いているのだが、この中で、親鸞は、念仏を称えれば、この世の利益は「きわもなし」・・・つまり、無限と述べている。
そのために、善いことをしたり、善い人間になる必要はない。
いや、そんなことを考えるような偽善者になってはならない。
私には、どんな善いこともできないし、愚かな凡夫を脱却する術などない。

昔、日本で、「神は祟るもの。その祟りから救って下さるのが仏」と言われたのは、仏教普及の方便と思われているが、案外に真理も含まれている。
というのは、世の中には偽の神もいるからで、偽とは言っても、本当の神に抗うほど強力だ。
その偽の神が、米や麦といった穀物であり、砂糖だった。
私は、仏によって、この偽の神の正体を見破ることができ、一切の苦しみを克服したのである。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
Kay Twitter Home

執筆のご依頼




最新コメント


月別アーカイブ
記事検索
ブログバナー&Mail


メールはこちらへ

PV since 2010/09/08
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

人気ランキング参加中
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ひきこもりへ


タグクラウド
QRコード
QRコード