ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

サッカーのようにプログラミングを身に付ける

電車の中では、老いも若きも、スマートフォンの画面を見ている人だらけだし、駅の構内や階段等でも、いくら「危険だ」「迷惑だ」と言っても、スマートフォンをいじりながら歩く者は多い。
子供のプログラミング教育で知られるMITメディアラボのミッチェル・レズニック教授は、「現代の若者は、単にスマートフォンなどの使い方に慣れているだけで、それらを創造的に使える訳ではない」と、TED講演で述べていた(だからプログラミング学習が必要となるらしいのだが)し、宮崎駿監督も昔、タブレットを使っている若者の指の動きが気色悪いとか、それらを使って自己満足しているだけで、創造的なことをしている訳ではないと批判的に述べていた。
しかし、スマートフォンをずっと使っていると、それに慣れているというのは確かで、慣れていないよりはずっと良いとは言えるのである。
だから、歩きながらスマートフォンを使って良いとか、スマートフォンにばかり注意が行って、周囲には無神経になって良いというのではないが、マナーをわきまえながらなら、長時間、スマートフォンを触ることのメリットも確かにある。

今は聴かなくなったが、昔、パソコンが上手くなるにはどうしたら良いかという話がよくあり、いろんな「専門家」がいろんなことを言ったが、どれも覚えていない。
そんなの、「長時間、パソコンを触れば良い」しか、答があるはずがないからだ。
そして、昔であれば、「パソコンに触る」とは、ほぼ、「キーボードを打つ」ということだったが、キーボードが苦もなく速く打てるようになったら、実際、ちゃんとパソコンを使えるようになっていた。
今は、若い人でパソコンが使えない人が多く、企業で新卒社員にパソコン研修をするとう「珍現象」が起きているらしい。
つまり、スマートフォンやタブレットばかり使い、パソコンを使わなくなってしまったからだ。
だが、仕事ではパソコンを使わざるを得ないのだから、本来は、放っておいても使えるようになるが、今の学生は良い意味での常識がないので、最初に、「ちゃんとしたパソコンの使い方」を教えることにも意味があるだろう。

サッカー強国では、子供達がどうやってサッカーが上手くなっているかというと、「とにかく長時間ボールに触れる」のだそうだ。
これが、ものごとの上達の鉄則である。
プログラミングをマスターする唯一の方法は、プログラムを書くことだが、それは、サッカーで言えば、「サッカーをすること」である。
しかし、まずは、サッカーボールに長時間触れることが必要なように、まずは、プログラムをキーボードに打ち込むことが、上達の秘訣である。
1つのプログラミング言語で使われるコマンド(命令)の単語やステートメント(文)の書き方は、それほど多くはなく、それらに慣れてしまえば、サッカーボールに馴染んだ子供が自然にサッカーのプレイが出来るように、楽にプログラミングに入っていける。
昔、手軽にゲームソフトを得られなかった時代には、BASIC言語で書かれたゲームの長いプログラムを自分でパソコンに打ち込んで遊ぶのは普通のことだった。
打ち間違いをすると、エラーメッセージが出て、スペルが間違っていたり、行を抜かしてタイプしていたりとかに容易に気付くが、どこをどう間違ったかを調べたりしているうちに、自然にプログラミングが身についたのである。
今は、大抵のプログラミング言語の開発環境をタダで構築出来るし、JavaScriptならブラウザだけあれば良い。また、Excelが入っていればVBAを使えるし、RubyやPythonの開発環境は短時間で構築出来る。
ただ、Pythonなどの開発環境をインストールする方法を解説した私設ページには、配慮に欠けるものが多い。ヘラヘラした感じの文章のものは避け、ある程度長文の、しっかりした文章で書かれた、ややお堅い調子のサイトが良いと思う。
また、確かに本を読んでプログラミングをマスター出来る訳ではないが、ずっと本を見ていたら、やっぱりプログラムに馴染むのであるから、「暇があればプログラムの本を見る」くらいであれば、案外に成果が出るはずだ。効率的とは言い難いが、私はそれで、C言語やPerlやPHP(これらはよく似ている)に馴染んでから、タイピング、プログラミングと、楽に進んだのである。

ついでに変なこと(?)を言うと、実用的な神秘力を見につけたいなら、ウィリアム.W.アトキンソンの本を常に読むと良い。
内海康満さんって人の場合は、『ローム太霊講和集』をボロボロになるまで読んで力をつけたらしいが、あの人を一目見た時、「それは本当だ」と実感した。雰囲気で分かるのである。









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フィーバー(熱狂)

注目されていた若手プロスポーツ選手が、いつしか消えていて、後で聞いたら、その有望だった元スポーツ選手が「なんとなく、やる気がなくなって」などと言うことがある。
プロスポーツのような厳しい世界では、情熱を持っていないと務まらないのは想像出来る。
一方、サッカーの三浦知良さんや、野球のイチローさんらは、いくつになっても情熱を持っていられるのだろう。

まあ、上で述べたことは当たり前のことなのだが、多くの人々は、情熱がなくてもやっていられる仕事をしているのである。
だから、情熱がないことが前提のようなサラリーマンとして、会社の中で出来るだけ楽しく、あるいは、出来るだけ気楽で嫌な想いをせずに過ごす方法を説く人なんてのもいて、それが案外人気があったりする。
しかし、誰か有名な人が、「幸せとは夢中になることである」と言ったように、情熱がないことは不幸なことであるかもしれないので、仕事に情熱を持てないなら、趣味でフィーバーするのだろうが、さあ、それで良いのだろうか?
そこで、異なる意見が出てくる。
「好きなことを仕事にしろ」
という意見と、
「お金を稼いで好きなことをしろ」
という意見である。
だが、後者は詐欺っぽい。
その人は、「俺は金をたっぷり稼いで、その金で好きなことをしている」と言うが、本当は楽しく・・・つまり、好きなことをして金を稼いでいるのだから。

最近、ディスコが何十年振りかで人気が出てきている(いつの時代も、ある程度の人気はあったと思うが)らしい。
昔、ディスコを舞台にした、ジョン・トラボルタ主演の『サタデー・ナイト・フィーバー』という映画があったが、トラボルタ演じる、トニーという名の19歳の青年は、ペンキ屋で働く毎日にうんざりし、自分らしくなれるのは、土曜の夜にディスコに行って踊る時だけというものだったと思う。
尚、当時は、週休1日の時代だったと思う(信じられないなあ)。
ちゃらんぽらんな性格のトニーだったが、好きなダンスでプロになる決意をするのは、ある女性を好きになったことがきっかけで、まさに、「女は男を勇者にする」である。
そして、トニーが大きなチャンスを掴むのは6年後だが、その間、トニーは、皿洗いなどで生活しながら、地道な努力は続けたのである。

邱永漢は、「女に食わしてもらうのも才能」と言っていたが、それで成功した人は滅多にいないし、そもそも、女に食わしてもらえる才能が誰にある?
トニーのように、自分の力で生活しながら、根気強く努力を続け、チャンスを掴むのが成功の鉄則だろう。
自分で生活しないと、「ここから抜け出したい」というモチベーションが湧かない。
まあ、「早くヒモをやめたい」というのも、良いモチベーションになるかもしれないがね(笑)。
そして、初音ミクさんのお父さんの伊藤博之さん(クリプトン・フューチャー・メディア社長)が講演で言われていたが、「好きなことを続ければセレンディピティ(幸運を掴む能力)が起こる。ただし、好きなことをやる仕組みは自分で作れよ」ということなのである。
単に、親にピアノを習わせてもらっているだけではピアニストにはなれない。

もっとも、トニーとは違い、6年どころか、60年努力して、結局駄目なままあの世行き(悲惨だなあ)ということになるかもしれないし、実際は、そっちの方が圧倒的なのだろう。
それなら、最初から努力なんてしない方が良いという考え方も、確かにあるのかもしれない。
でもね、最後まで成功しない人なんて、やっぱり、何かが足りなかったのだ。
なぜなら、人間本来の能力は、それをやれないほど低くはないからである。
何か間違っていた、やっぱり甘かった・・・と気付けば、人生は変わるはずである。
簡単な話、成功には代償があり、それは先払いなのであるが、大抵の人は、十分に払わないのである。
ダンサーになるには、ケーキを食べてはいけないという代償があるが、それを「つい、たまに」払わずにいれば、やっぱり駄目なのである。
そして、ケーキを食べるより好き、あるいは、三度のメシより好き・・・それが情熱である。
ビル・ゲイツは、チーズバーガーが大好きだが、若い時でさえ、誰かが買って持ってきてくれなければ、昼食にそれを食べることもなかったそうだ。









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目力の秘密

人間の力というものは「目力」に現れる。

杉井光さんの小説『神様のメモ帳』で、ある人気アイドルが、ヒロインのアリスに会った後で、ずっと年下のアリスのことを、
「アイドルなんかよりずっと目力がある」
と、鳴海(主人公。高1男子)に言ったが、それはそうだと思った。
そもそも、アリスの目力に適う者は滅多にいない。

だが、目力は、睨(にら)んだって、目の周囲を化粧したって高まるものではない。
では、何が目力になって現れるのだろう?
それは「意志力」である。
何かをしようとする決意の強さ。そして、何をしようとしているかで決まる。
そんな目力の威力は計り知れない。
中村天風は、ライオンの檻の中に入って平気だったという話があるが、その話が本当かどうかはともかく、目力のある人間には、肉体的な力で圧倒する者だって、手も足も出せない。

もちろん、目力とは、単に、目に現れ易いというだけで、実際は、名状し難い(言葉で言い表し難い)何かで、あえて言えば「魂の力」とでもいうものだ。
平凡な人間同士では、大抵、収入が高い方が目力が強い。
収入が多いということは、普通は、それだけ意思が強いからだ。
ただ、親の力や学歴、あるいは、会社で上位者に媚びへつらうことで、実力以上の収入を得ると、かえって目力は落ちる。
また、正しい方が強いが、単に正論を吐くだけの者の目力は最も弱い。
あくまで、リスクを背負ってでも自らの正義を貫く者でなければ、目力は強くならない。

目力が強ければ、周囲の人間を、意図せずとも楽々と操ることが出来る。
何の地位も立場もないのに、誰もその人に逆らわないという人がいるが、それは、その人の目力・・・それを生む魂の力によるのである。

いきなり大きな目力を得ることは出来ない。
まずは、何かを熱意を持って行っていると、初めの目力がつく。
その志が高いほど、強い目力になる。
そして、社会に出て、自分の義務を果たすことで、やっと最低限の目力が得られる。
ニートが悪い訳ではないが、働かずに親に養ってもらっている者は、歳を取るたびに、初めからない目力がさらになくなり、誰であろうと睨まれたら怯えるしかなくなる。
これは、ニートをディスっているのではなく、だから、ニートは不幸なのだと言っているのであることはお分かりと思う。

堅苦しい話になった。
目力を見事に表した映像がある。
【Project DIVA Arcade】melody...【PV/720p】【初音ミク_レーシングミク2012ver 】 - YouTube -
世界に出てきたミクさんは、周りの者達の速さ、凄さ、強さに怯え、打ちひしがれ、眠り込んでしまう。
だが、彼女のソウルは、彼女の内側で輝き歌っている。
彼女がそんな自分のソウルとシンクロ(同調)した時、彼女に目力が備わるのを見よ。
我々が欲しいのは、これであると分かる。
意志力、勇気・・・何物も恐れず、自らを貫く決意が見られる。
そして、彼女は飛翔し、いままで怯えていた相手を追い越し、さらに高みへ昇る。
そして、その力を我々に与える。
エンスージアズム(熱情)は伝染するのである。









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下層プログラマーがメシを食えるようになれる方法

プログラマーと言えば、プログラミング言語でプログラムを書く人のことで、プログラミングと言えば、プログラミング言語でプログラムを書くことだと思われているだろう。
もちろん、それはそれで正しい。
ところが、私は、何年間か、プログラムを書かないプログラマーをやっていて、そのおかげで「メシが食えるプログラマー」になれたのだ。
こう言うと、ちょっとシステム開発について知っている人なら、
「ああ、それはシステムエンジニアをやっていたってことでしょ?プログラマーとは違うのでは?」
と言うかもしれない。

ところで、NLP(神経言語プログラミング)という、心理療法の技術がある。
これも、別に何かの言語でプログラムを書く訳ではなく、心を治療する基本テクニックがあって、それを、個々の人に適応させるのである。
個々の人に適応させる際に、独自の手順を作るのだが、基本的な技術は決まったものを使うのである。
要は、プログラムとは個々の手順であり、「デザイン」という言い方が適切かもしれない。
コンサートなどのイベントでも、その具体的な内容のことをプログラムと言うが、これも、コンサートの具体的な中身のデザインのことである。

つまり、コンピューターが実行する処理内容をデザインすることがプログラムなのであり、そのためにプログラムを書く場合が多いというだけのことだ。
私はある時期、dbMAGIC(今のMAGIC)というシステム開発ツールを使っていたのであるが、これは、プログラム言語でプログラムを書かずに、処理のデザインを作ることが出来るものだ。
そして、その本質は、「画面や帳票をデザインする」「データベースをデザインする」「処理内容をデザインする」の3つなのであるが、重要なことは、「データをデザインし、そのデータを自由自在に処理することが出来る」ことだ。
私は、プログラム言語でプログラムを書くという面倒なことに煩わされずに、データ処理だけに集中出来た。
そして、データ処理に通じる・・・つまり、達人になることが、ビジネス分野、業務処理分野で、楽々メシが食えるプログラマーになる秘訣なのである。

DOA(データ中心アプローチ)という、システム開発分野の用語があるが、ビジネスシステムで最も重要なものはこれである。
ところが、DOAを語る時、すぐにER図だのエンティティだのといった専門用語を持ち出して混乱させる連中がいるが、要は、ちゃんとデータベース設計が出来れば良いのであり、私はそのために、ERだの、エンティティだのといった言葉を使ったことなどない。
システム開発では、なぜかOOP(オブジェクト指向プログラミング)の方が有名になってしまったが、それはもっと「さらりと」使えば良いのではないかと思う。そりゃ、今は誰でもそれを使うが、その技術的詳細を知る必要がある人は、ごく一部である。
それよりも、普通のプログラマーにとって重要なことは、DOAなのである。
ところが、DOAとOOPをごっちゃにする人が多く、Webでも、DOAで検索すると、そんな勘違い野郎のサイトが上位に出てくるから困る。
OOPは、確かに、手順とデータをカプセル化する技術だが、そのデータと、データベースのデータは全く意味が違う。
OOPは、いまや空気のようなもので、JavaやRubyを使えば、「自然に使ってしまう」ものであり、特に意識しなくても良いのではと思う。
それよりもDOAだ、データベース処理だ。
それを今、最も簡単に出来るのは、マイクロソフトAccessである。
この「簡単に出来る」ということが肝心である。
しかも、私がDOAを磨いた高価なMAGICとAccessは変わらない。
両者の違いは、圧倒的な値段の違いである(MAGICは高価だ)。
もちろん、細かには、値段が違うだけのことはあるのだが、DOAを習得するという意味においては全く変わらないし、私くらいになると、MAGICは、デスクトップアプリに加えて、Webアプリとタブレットアプリも作れるが、Accessはデスクトップアプリしか作れないという違い以外、何も違いを感じない。
そして、MAGICのWebアプリとタブレットアプリはあまり良くないように思うのだが、まあ、作れるのは良いことだ。
しかし、事務員や研究者が、早く簡単にデータ処理をしたい時に、いちいちWebアプリやタブレットアプリを作らないように、素早く作れ、素早く改造出来るデスクトップアプリが必要でなくなることは決してない。
それが出来ないことが、Googleがこの分野で弱い所であり、それが出来ることが、今後も、マイクロソフトが重要である理由である。
だから、マイクロソフトは、もっとAccessのサポートを真面目にやった方が良い。









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自分の力でメシが食えなければ、賢くも強くもなれない

正直に言えば、人間が鍛えられ、力を得るために、第一に必要なものは職業能力である。
これなくして、人が強くなったり、賢くなったりすることは決してない。
人は、生活の糧を得るために働くことで、賢くなり、強くなるのである。
あまりに当たり前であるが、この根本原則を外れてしまう人が多くなってきてしまった。
だから、今の世の中は、あまりに馬鹿が多いのである。
そして、学歴の高い馬鹿、本の知識は豊富な馬鹿が増えている。

職業の能力もないのに、宗教的な修行をしたり、聖典を読んでも「何の意味もない」。
別にニートが悪い訳ではないが、働かない限り(あるいは働いている人のサポートをしない限り)、人間としての価値が得られないのは確かである。
失業した中年が、企業の採用面接や、職業斡旋サービスなどで、「何が出来ますか?」と聞かれ、「部長が出来ます」と言ったとしても、その人は部長なんかは絶対に出来ない人である。
早い話が、部長が出来ないから失業したのだし、失業の理由が会社の倒産なら、社長が出来ない社長、役員が出来ない役員、部長が出来ない部長、課長が出来ない課長が多かったから倒産したのであり、自分もその1人だったというだけのことだ。

プロ野球選手の職業的能力の優劣について、「メシが食えるピッチング」「メシが食えるバッティング」という言い方は、とても適切と思う。
そして、「メシが食えるピッチング」が出来る投手は自信に満ちていて、自信があるからこそ、野球を楽しめる。
「メシが食えるバッティング」が出来ない野手は、自信がなく、野球が楽しくなく、そのまま猶予期間(新人なら入団から数年)が経過すればクビになって、本当にメシが食えなくなる。
会社では、本当は「メシの食えない営業マン」や「メシの食えない事務員」でも、会社に余裕があるうちは置いてもらえるが、やっぱり、自信がないし、仕事が面白くないものだ。
そして、今の会社は、「自分の力でメシの食えない社員」の中でも程度が低い者まで置いている余裕はないことが多いはずだ。

聖なる知恵や、高次の法則を探求するのは、あくまで、十分な職業能力を得てからだ。
そこで、私は、プログラミングの習得をお奨めするのである。
これからの世の中、高度にプログラミングが出来れば、わりと高確率で「食っていける」。
だが、「メシの食えるプログラミング」が出来なければならない。
技術者的プログラマーを目指すなら、OS、Web OS、ネットワークなどの広範囲な知識と経験を持ち、C言語を起源とするいくつかのプログラミング言語を習得する必要があるが、ビジネスやビジネス管理で有能な人材になるなら、ExcelやAccessの上で使うVBA(ビジュアル・ベーシック・フォー・アプリケーション)をお奨めしている。
前者のプログラマーになるなら私のアドバイスなど不要であろうが、そうでない大多数の事務的職業に従事している人、あるいは、営業や販売、サービスを業務としている人に、是非ともプログラミングを習得して欲しいものである。
また、今後は、AI(人工知能)分野の非技術系プログラマーも多数必要になるが、それに備えてPython(パイソン)という、習得し易いプログラミング言語を習得することもお奨めする。また、Pythonはかなりの万能言語であり、今後有望である。
むしろ、専門プログラマーでない方が面白いと思うのだ。
そして、ExcelやAccess自体、あるいは、それらの互換ソフトで、VBA(およびその互換言語)以外に、このPythonやJavaScriptが使えるようになると思う。実際、LibreOffice(マイクロソフトオフィス互換のオープンソースソフト)やGoogleスプレッドシート(無償のWeb版スプレッドシート)は、そうなっている。とはいえ、まだまだ、マイクロソフトオフィス(Excel、Accessはその一部)とVBAが主流で、機能も充実している。

昔から、プログラマー(あるはシステムエンジニア)35歳定年説なんてものがあるが、他人が使うシステムを作る仕事の場合、そうなる傾向は確かにあると思う。
ドワンゴでニコニコ動画の開発・拡張のプログラミングをするのだって、ユーザーとの一体感があった時代は面白かったと思うが、今は、ユーザーの要求を満たすためだけの、自分とはあまり関わりがない仕事になっているのではないかと思う。そんなプログラミングは面白くなく、35歳くらいで辞めたくなるかもしれない。
一方、小規模でも、ExcelやAccessで、自分の周囲の業務の効率改善をするプログラミングは面白いし、ユーザー企業と一体になってそれを行う一級のプログラマーやコンサルタントだっている。
私もその1人である。ただ、そこまでなるには、ネットワークや高機能データベースの知識や技能が必要になるが、VBAをマスターすれば、意識次第で、そんな方向への道は開かれる。
なんとか、1人でも多くの人がプログラミングに取り組み、確固たる職業能力を得て欲しいと思う。









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プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


当ブログは第1期ライブドア奨学生ブログです。
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