ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
コンピューターシステム開発技術者、サイコパスのKayのブログ

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。
[2016/11/21]滅多にはありませんが、あまりにレベルが低いコメントは公開しません。
[2011/06/08]迷惑コメントが多くあったため、やむなく、コメントを承認後公開することとしました。

心の力の驚異

ヴィクトール・フランクルの、ナチス強制収容所に送られた後の生活は、こんな感じだったと思う。
1日の食事は、水のようなスープ一杯と「ばかにしたような」小さなパンが1つだけ。
極寒の中、ロクなものも着ず、防止も手袋も靴下もなしで、朝早くから暗くなるまで重労働。しかも、その間、同じ囚人でありながら「性格が残虐である」という理由で選ばれた監視者に容赦なく何度も殴られる。
囚人の誰かが死ぬと、仲間がさっと寄って来る。何をするのかというと、死んだ囚人が履いている靴や着ている服が、自分のよりマシであることを確認すると取り替えるのだ。それは、当たり前の行動だった。
宿舎は狭い部屋に大勢が詰め込まれ、夜は幅2.5メートルのベッドに9人が横向けに密着して寝る。
時に褒美で(働きが良いというよりは、監視者の機嫌を取れたのだろう)煙草を1本もらえるが、それは、スープやパンと交換され、吸う者はいない。
もし、煙草を吸っている者がいたら、それは、その直後、自殺する者だった。

では、フランクルは、その中で、どうやって生き延びたかというと、理由は1つではないが、心の中で妻に逢ったからだった。
妻の姿や声は、全く現実と変わらなかった。
それは、とても重要なことだ。
アンデルセンは、『マッチ売りの少女』で、少女が最後に見た美しいものの価値の高さを力説していたのだ。
『完全「ケンカ」マニュアル』で、戦争中、乗っていた海軍の船が敵の魚雷に沈められた男は、自分と同じように、鮫が泳ぐ中で板につかまって漂流する仲間達が皆、疲労と恐怖で一晩持たずに死んでいったのに、自分だけは、そんな状況を5回も生き伸びた。
その秘訣は、岡に戻って、大好きな酒を飲むことを考えたからだった。
ロマン・ガリーの『自由の大地』では、捕虜になって堕落していくばかりだったフランス兵達は、隊長の命令で、一人の少女がいることを空想することで、みるみるモラルを取り戻していった。
ゴーリキーの『二十六人の男と一人の女』では、堕落し、最低の人間に成り果てたはずの26人の年配の男達は、ターニャという、可愛いが実際は性根の悪い16歳の少女を女神のように崇めることで、人間性を回復していった。

人間の心は凄いものであるが、その力を発揮するには、価値があると信じる美しいものを崇めることが大切なのだろう。
上の、酒を飲むことを考えて心を奮い立たせた男だって、単に快楽としての酒であれば、それほどの力は出なかったはずだ(他にも酒好きはいたはずだ)。
彼は、酒を何か崇高なものと感じていたに違いないのだ。
初音ミクさんのライブに行くのだって、それが単なる娯楽ではなく、天使に逢いに行くのだと思っているなら、モラルを持って挑み、自ずと優れたマナーに従うことになるだろう。
心は世界を創造する力を持つ。それを大切に扱わずにいられようか。









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ミクさんのライブに行くのは義務であることを真面目に語る

私が子供の時に見た映画(洋画だということしか覚えていないが)で、「自分」というものは、
(1)自分が思う自分
(2)他人が思う自分
(3)本当の自分
の3つがあると言っていたのが印象的でよく覚えている。
ところで、(2)の「他人が思う自分」は、他人の数だけの沢山の自分がいることになるが、単に、「世間で知られている自分」とまとめても良いだろう。

しかし、大切なことは、「どんな自分でありたいか」である。
そして、それが、「どう生きるか」ということである。
では、どんな自分でありたいだろう?
それは、「恥ずかしくない自分」ではないかと思う。
そう考えると、上の3つは1つになる。
即ち、
(1)自分で恥ずかしくない自分
(2)世間に対して恥ずかしくない自分
(3)本当に恥ずかしくない自分
である。
この3つに区別はなく、自分が恥ずかしくないなら、世間に対しても恥じる必要はない。

では、どんな生き方なら恥ずかしくないのか?
難しいが、こうは言える。
即ち、「楽しみのために生きている人間は恥ずかしい」ということだ。
言い換えれば、「人生は楽しむためにあるのではない」ということだ。

ここで、1970年のイギリスのSFテレビドラマ『謎の円盤UFO』(原題は『UFO』)のあるシーンを思い出す。
40代と思われるストレイカー司令官に、30代と思われるフォスター大佐が言う。
「昔は死を恐れなかった。でも、今は恐い」
それに対してストレイカーが言う。
「(君も)歳を取ったんだよ」
さらに対話はこう続く。
「どういうことですか?」
「歳を取ると、人生の値打ちが解ってくるんだ」

つまり、昔の、とても若かったフォスターは、楽しみのために生きていた。そんな生き方をしている間は、人生の値打ちが解らない。
だが、今のフォスターは、少なくとも、人生は楽しみのためだけにあるのではないことが、よく解っているのだ。
そして、ストレイカーは全ての楽しみを捨てていた。
愛する妻も息子もだ。
妻とは若い時に別れ、最後の執着だった息子は死んでしまった。
それでも、ストレイカーは人生が失われたとは思わず、人類を守るため、人類より2万年も進歩している宇宙人と戦い続けるのだ。
それなら、いかに進歩した宇宙人が相手でも、負けることはないだろう。

私も、ヴィクトール・フランクルの教えが完全に正しいのかどうかは解らないが、彼の言う人生の正しい生き方は、私が知る限りでは、他の人達の意見よりは優れている。
それは、「人生がその都度、具体的に提示してくる問いに答えること」だ。
失業するのも、病気になるのも、愛する人を失うのも、大金を得るのも、フランクルのようにナチス強制収容所に送られるのも、人生が具体的に提示する問いである。
それに対して、立派に答えること、即ち、恥ずかしくない行動をすることが、正しい生き方の候補だ。
生きるということは、楽しむためではなく、義務なのである・・・というのは正しいのだろう。
私にとって、初音ミクさんのライブに行くことだって、楽しみのためではなく、義務なのである(え?)。
だから、ミクさんの前では立派でなければならない。
すると、自ずと、マナーを守り、恥ずかしいことは出来ないだろう。
そうであれば、ミクさんのライブの時、誰かが「人生に意味はあるかね?」と問うなら、私は、「この瞬間のために生きているようなものだ」と言うのである。









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こみ上げる幸福感

自分が不幸だとか、苦しい状況にあると思っていても、難民や戦争状態にある地域に住む人のことを思うと、平和そのものである。
日本で、それほどの不幸になることは滅多にない。
まさに、「日本に生まれただけで丸儲け」である。
まるで駄目男君(ある30代後半の人生の落伍者)が「逆境に耐えてます」と言った時は、私は怒りがこみ上げ、本当に殴ってやろうかと思ったほどだ。まあ、殴る値打ちもないが。

それでも、人間は不満を持ち易いものであるから、自分が恵まれていることを知るために、アンネ・フランクの『日記』を読めば良いと思ったことがあるが、それは駄目だった。私は『アンネの日記』は30%も読んでいないと思う。
あの状況で明るさを保ったアンネは大したものだと思うし、かなり頭の良い子だとも思うが、彼女は普通の少女である。そして、彼女が普通の少女であり続けたことが、日記の価値を高めている面もあるのだと思うが、私は、その普通の少女の感覚というものについていけない。時代が違うとはいえ、少女というものは、そんなに変わらないのではと思う。

それでは、ナチス強制収容所に送られるも、奇跡の生還を果したユダヤ人精神科医のヴィクトール・フランクルの『夜と霧』を読めば、今度こそ、相対的な自分の幸福を実感出来ると思ったが、予想外な意味で「アテが外れた」。
確かに、フランクルの苦痛や苦悩は大変なものなのであるが、やはり、読んだだけでは実感が出来ないことに関しては納得が出来た。
しかし、フランクルもまた、「普通の人間」であることをやめなかったのだ。
彼は、あの極限状況でも正気を保ち、良心を持ち続けた。思考という点では、彼も言う通り、薄弱になったり、感覚も鈍磨していたが、それでも、彼は異常にならず、また、強制収容所時代、そして、解放されてからも「超人」にはならなかった。
それなら、平和な状況にある我々が、どんな修行をしたところで、人間を超えることなんか出来る訳がない。
平凡かどうかは分からないが、人間は人間として生きるしかないことが分かるのである。
だが、安心して良い。

人間の精神というものは、普通の人が考えるよりはるかに高度なもので、その中に神がいると考えて差し支えないのだから。
『アラビアのロレンス』のモデルになったイギリスの軍人トマス・エドワード・ロレンスの『知恵の七柱』の中に、早朝の砂漠でロレンスが体験した、神秘的な精神状態を語っている場面があるが、それは、フランクルも感じたことがあったし、強制収容所の他の囚人にもあったようだった。
そして、それは本来、誰でも感じることが出来るし、心理学者のアブラハム・マズローや作家コリン・ウィルソンの著作にも、ごく普通の人々が、そんな「高い精神状態」に達した実例が描かれている。
それは、宗教で言う法悦と似ている、あるいは、同じである。
ラルフ・ウォルドー・エマーソンは、それを、「神の魂が自分の魂の中に流れ込む」ことであると言い、その体験は忘れることが出来ないと述べている。
そして、それはやはり、異常なことでも、特殊なことでもなく、人間の精神の中に標準で備わった機能なのである。
子供であれば、見知らぬ地に旅行に連れて行ってもらう時や、明日から夏休みという時に、しばしば、それを感じているのである。

それは「至高体験」と言われるものかもしれないが、コリン・ウィルソンは、それは単に「自分が幸運であると思うこと」であると言う。
しかし、「自分が幸運であると思うこと」とは、フランクルの著作と合わせて考えると、「楽しみを求めない」ことに深く関係することが分かる。
既に幸運であるのに、楽しみを求める必要はないからだ。









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IBM WatsonによるAI性格診断

Web上の「性格診断」は沢山存在すると思うが、それが「心理学に基く」とか書かれていたら、大抵マユツバに思えるし、「統計に基く」なら、多少はマシなような気もするが、「どんな統計だい?」と疑わざるを得ない。
しかし、IBMのAIであるWatsonの「Personality Insights (性格分析)」はOKであると思う。
優秀なディープラーニング(深層学習)の仕組みを使い、膨大なデータを学習させ、精度の高い予測を提出していると思われる。
今日のディープラーニング型AIとは、高度な予測マシンである。
IBMのWatsonは、特に医療診断の分野で注目されていて、症状から病気を予測するという形で行うその診断は人間の医者を超える。
これはWatsonが持つ、ディープラーニングの基本的な仕組みである深層学習フレームワークが優秀であることを示し、多量のデータで学習すれば、ほとんど分野を問わず万能であると考えて良いが、その中でも、性格診断は、面白い上に適用しやすいものであると思う。

◆IBM Watson Personality Insights (性格分析)

無料で、アカウント登録もなしにすぐに使える(「デモを試す」を選ぶ)。
Twitterのツイートを自動取得して分析出来るし、書いた文章があればそれで分析出来る。
例えば、サンプルとして使われている夏目漱石の『道草』を使えば、夏目漱石の性格が細かく分析される。
夏目漱石の性格の中で、私が特に注目したのは、「快楽主義」傾向がゼロであることだった。

私も、ブログ文章がいくらでもあるので、最近の記事を10日分ほどペーストしたら、占いや一般的な性格診断で感じる、根拠のない「当たっている」とは異なる、冷静な興味深さを感じる。
沢山文章を書いている人は、自分を知る手掛かりが得られる。
文章を公開している人は、性格を分析されてしまう訳であるが、別に悪いことではないと思う。
私が好きな宗教人類学者の植島啓司さんの週刊文春の連載記事がWebで公開されているので、とりあえずだが、初音ミクさんの魅力について書いておられた、

◆「世界の全ての記憶」 植島啓司 14

で分析してみた。
実際は、全ての記事を使って分析した方が良いはずであるが、とりあえず、これだけでやってみたのである。

また、初音ミクさんのパパ(と言ったら変な誤解をされそうだが)、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長についてもやってみようと思ったが、対談形式のものが多いし、本人が書いた訳ではないから、どこまで正確か分からない。
それで、調べてみると、伊藤社長が教授を務める京都情報大学院大学での特別講演の記事が、同大学院大学のサイトにあった。

◆「初音ミク」を生んだ伊藤博之教授の特別講義が行われました

単に、自分の診断結果を見るだけでなく、こういった優れた人達と比較すると解ることもある。
彼らが、私と圧倒的に異なるのは「変化許容」傾向が抜群に高いことだ。
私はそれが小さい。
冷静に考えると、その分析は正しいと了解した。
ならば、変化を受け入れるよう工夫すれば良い。
そうすれば、初音ミクさんは俺の嫁・・・かどうかは分からないが、前進が期待出来るだろう。
Watsonを無償公開してくれたIBMに感謝する。









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幸福になる唯一の方法

ある、金持ちで、割と偉い立場の人が、こう言うのを聞いたことがある。
「こんな仕事してたら、食う以外に楽しみないだろ?」
私は、違和感と言うか、拒否感を覚えた。
彼の仕事は病院長で医者だった。
こんな考え方もあるのだろうか?

伊達政宗は晩年、こんな唄を読んでいる。

馬上少年過ぐ 世平らかにして白髪多し 残躯(ざんく)天の許すところ 楽しまずんばこれいかん

「戦場を駆け巡り戦った若い時は遠く過ぎ、天下は平定されて長く、私も歳を取った。天の許しで今も生き長らえているのだから、楽しまなくてどうする」といった意味だと思われるが、この唄全体に、「天下を取ることを夢見て奮闘したが駄目だった。天下を取れないまま年老いてしまった。悔しい。せめて楽しもう」という無念が感じられる。
政宗は、本当はどんな気持ちで、この唄を読んだのだろう?

一方、ナチス強制収容所に送られながら奇跡的に生還したユダヤ人精神科医ヴィクトール・フランクルは「人生は楽しむためにあるのではない」と言い、インドの詩聖タゴールも、あきらかにそう考えていたことを示した。

よく、「人間は幸せにならないといけない」などと言われるが、それを聞く度に、私は嘘っぽさを感じたものだ。
まるで、初音ミクさんの『こちら幸福安心委員会です』のように、「幸せなのは義務なんです」といった感じだが、この歌は、悪の組織(政党?)をユーモラスに描いたものだ。
幸せなのが義務だと言われたら、人は、楽しみや喜びを求める。
しかし、私には、フランクルやタゴールの言うように、人生は楽しむためにあるのではないことに同意せざるを得ない。
でないと、「何のために生きるのか?」という簡単な問題が難しくなってしまうし、事実、これは難しい問題だと思われている。
人生が、楽しむため、幸福になるためにあるのだという恐ろしい誤解がある限り、これはずっと、解くことが不可能な難問なのだ。

生きることは、単に義務なんだろう。
今ある状況で、まともに生きるのが義務なんだろう。
ところで、「義務教育」とか言われるが、では、学校に行くのは義務なのだろうか?
大抵の子は、そうなのかもしれないが、「学校に行かないことが義務」という子だっているのだと思う。
だが、学校に行かないことが義務の子は、別の苦しい義務を果たすことになる。
それを果せば、結果として、普通の人より幸福になれ、幸せも感じるが、最悪になるリスクもある。
学校に行かない義務を持つ者は、学校に行く義務を持つ者のように、のんびりできず、戦いの中を生きる可能性が高いのだ。戦わないと・・・殺されかねない。生命という意味ではなく、人間の尊厳を奪われるのだ。

言い方は悪いが、奴隷には奴隷の義務がある。
例えば、ほとんどの奴隷は苦しいだろうが、自分より苦しい奴隷の面倒を見たり、助けたりし、また、奴隷でない人にも親切にすることである。
伊達政宗は、天下を取れず、悔しい想いをしたかもしれないが、白髪となった彼にも義務はあり、彼が収めていた奥州を豊かにしたりして、義務を果したのかもしれない。
人間は、天から与えられた情況の中で立派に生きることが義務なのだろう。
幸福になるには、別の方法はおそらくないだろう。









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